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10分間瞑想・ショートメディテーションのすすめ#1

瞑想について

以前、三十数年間、瞑想を続けていると言う話を書きました。

新型コロナウイルスの影響の自粛要請で、いつもと異なる生活で、イライラしたり、不安になったりと、精神的に不安定になっているという方もいらっしゃると思います。
私もみなさんと同様に、現在の状況や先のことを考えるといつもと同じという訳にはいきません。
よく、瞑想を続けていると心が安定すると言われますが、実はそうではないのです。イライラもしますし不安もあります。調子に乗っているなぁ、と感じる時もあります。
じゃあ役に立たないのではないか、と思われるかもしれませんが、そうではないのです。
瞑想することによって、不安や恐れという湧き上がる感情を観察して、自分の意思で整えることができる力をつけること。
そのための訓練が瞑想なのです。

座禅・マインドフルネスの問題点

最初は禅的な修行とか、精神世界やスピリチュアル的な興味から入ったのですが、その後、マインドフルネスという観念が日本でも有名になって、自分の目指す瞑想の方向としてはマインドフルネスがぴったりだと感じていました。
しかしここ数年は、約10分間しかやらない独自の瞑想プログラムの方が、生きる上で役に立つのではないかと思って実行しています。
詳しい方からはざっくりと論じすぎだとお叱りを受けそうですが、座禅の場合は「無の境地」、マインドフルネスの場合、「フロー状態」を作り出すことが最終的な目的であるとされています。
仏教でいう「心身脱落」(身も心も一切を離れて苦から解放される)を目指すのです。
しかし、この境地になるには適切な指導者を得て、何年もの時間がかかります。そして、誰もがそうなれるものでもありません。
正直なところ、それぞれの瞑想方法を指導している方で、そんな境地に立ち入った方はごく少数だと考えています。
また、優れた指導者がいない場合には、幻覚体験から日常生活に支障起こる可能性もあります。
さらに大事なことですが、コーチングの費用がバカ高いのも問題です。
どちらにしても、人間は「こうなりたい」という執着に振り回されてしまうものです。
私の考える本来の瞑想のあり方は、限度を超えた瞑想を行うようになった場合に、自分自身で「自分は執着している」、「間違った方向に進んでいる」ということに気づくことができる能力を高めることが目的なのです。

ショートメディテーション

日常生活の中で、短い時間にちゃんと瞑想を行えて、効果が上がる手法を「ショートメディテーション」と呼ぼうと思います。
あえてマインドフルネスと区別するために「ショートメディテーション」と名付けますが、要は短い時間の瞑想です。
「ショートメディテーション」の目指すところは、非常にシンプルです。
「自分の感情は、自分でコントロールできる」ということを実感し、その能力育てることです。
そして、自分の指導者は自分自身です。トレーナーや特別な用具は必要としません。
トレーニングは(できれば)毎日、所用時間は約10分間です。
間違いなく、すぐに効果が現れます。
ラジオ体操と同じような感覚でトレーニングできます。
次回から、具体的な方法をお教えします。

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