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刑務所の感染症対策

刑務所でどんな対策してたの?

新型コロナウイルス の流行で、各所でイベントの中止や休校などが行われており、様々な分野で混乱が発生しています。
これは刑務所についても同様です。多数の人間が収容されている施設ですので、感染症が発生したら大変なことになります。
また、多くの受刑者を外部の病院に送ることもできません。
そもそも、収容されている人の健康や人命は施設に責任があります。
刑務所は、過去にインフルエンザやノロウイルス、食中毒を発生させたこともあります。
一方、刑務所は医療機関のように感染症対策のための、万全のそなえも予算もないので、そういった意味では一般社会に近いのだと思います。

インフルエンザの対策について

刑務所では、インフルエンザが流行し始めると職員も受刑者も使い捨てマスクをします。
社会と隔離されているので、インフルエンザは職員から入ってくる可能性が高いのです。また、面会者にもマスクをしてもらいます。
社会でインフルエンザ休校などが起こり始めるなどの状況になったら、職員に体温検査をしてから施設に入るように指導します。
発熱者は休みを取らせます。また、受刑者等に発熱があった場合は、特定の区域に隔離して収容します。

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罹患者が増えた場合は

罹患者の数が増えて来た場合は、工場での作業を中止して室内で過ごさせるようにします。
室内で過ごしていても発熱がある者がについては、隔離区域に移動させます。
それでも、炊飯をしたり洗濯をしたり、さらにそれを各人に配食や配布する必要があります。
それも受刑者が行うのですが止めるわけには行かないのです。

感染の盲点

口に入る食事の配膳、洗濯物の配布は、感染防止策の盲点でした。
洗濯物に関しては、隔離区域で発熱をしている人が汗をかくために、頻繁な着替えをさせ、交換していました。
洗濯物の回収、配布の担当者には当然マスクと手袋をさせていました。また、汚れ物はビニール袋に入れて提出させていました。
一般的には、ウイルスは洗濯すれば死滅します。
しかし、使い終わったビニール袋の管理とか、それを入れていた洗濯かごなどの消毒までは考えていなかったために、洗濯の担当者が罹患してしまったり、感染がなか終焉しなかったという状況がありました。

刑務所も臨戦態勢

学校も職場もそうですが、やはり病院、高齢者施設とか刑務所は24時間ずーっと人がいます。
それぞれの施設は新コロナウイルスの感染がないように万全の体制をとっていますし、職員はピリピリしていると思います。
頑張ってもらいたいと思います。目立たないところで戦っている人がいるのです。

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