なんでもできるよ
「ぼくは…ぼくは、なんにもできないっ!」
「全部できなくっていいっ!」
🍁ちゃんに言わせてしまった。
最近、アマノジャクが居るのかしらっていうくらい
みんなと逆の事ばかりしちゃう🍁ちゃん。
「お片付け」の声が掛かったら、遊びだす、
うがい行こう!ってなったら、遠い方の洗い場まで行っちゃう、座るよーと言えば立って、立つよーと言えば、座る😅
うちのクラスは30人。
ゆっくりさんも沢山w
こだわりさんも沢山w
だけど、保育時間に設定保育をしなくっちゃ。
この時間までに食べ終わらなくっちゃ。
この時間までに寝なくっちゃ。
集団生活の中にいる限り、
たっぷり寄り添いたくっても
「はやく!」とか「みんな行っちゃったよー」とか
言ってしまう場面はいくらでもある。
そこで彼が叫んだ一言。
私はハッとして「ごめんね、🍁ちゃんは、なんでもできるよ」と抱きしめた。
「なんでもできる。早ーく走れるし、すぐ虫捕まえられるし、お魚のこといっぱい知ってるし、○○もできるし△△だってできるじゃん!」
あの言葉を消したくって、できる事いっぱい言った。伝わってるかどうかはわからない。
私の自己満足なのかも…
彼にとってはアマノジャクの延長で言ったのかも
しれないし、彼の心の中までははっきりわからない。
だけど、あんな言葉を言わせてしまう程、
言葉には発していない「できない」が伝わっていたのかと思うと、保育士失格だなぁ…と思った。
頭ではわかってる、「褒め育て」
時間に追われても徹底しなきゃと心に誓った日。