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さぁ、陰鬱な文章を書こう。

世の中には2種類の人間がいる
明朗な文章を書く人間と、陰鬱な文章を書く人間だ。

私は割と社交的な方だと思われるタイプだ。初対面の人とでもそれなりに話せるし、自分で言うのもアレだが愛想も良い(と自分では思っている)。

それによって根っから明るい電球のような人間だと思われがちであるが、実はその本性は「理想的な休日:家から一歩も出ず誰とも話さない」と断言するくらいには内向的である(内向的=ひとりの時間によって充電される人間のことだ)。

そんな感じの私であるが、文章を書くことや読むことが割と好きだ。何かを調べるときも動画ではなく文章になっているものを選ぶ。YouTuberの動画は「はい、こんにちは!今日は~」の時点で飽きてしまうようなタイプである。活字、どうか永遠であれ。

ブログでは大学院で学んだことや、理学療法士としての経験や知識などをフラットに書くよう努めているが、こちらのnoteではもう自分の頭に浮かんだ言葉をつらつらと書き連ねている。ブログではですます調なのに、こちらではである調なのは、その方が本当の自分ぽいからだ。あれ、みんな頭の中では何調で話しているんだろうそういえば。
ともかく、心に浮かぶよしなしごとを、とりとめもなく書き綴っている。

インターネットやSNSという海には、言葉の魔物みたいな人がたくさんいる。
・パっときらめくようなフレーズを生み出す魔物
・キラリと光センスが隠し切れない魔物
・読むものをくすりと笑わせる、幸せをつくる魔物

そんなひとたちの文章を読んでいると、自分にもそんな文章が書けるのではないか、そんな錯覚を覚えることはないだろうか。いざ筆をとってみると、綴られる重たい文体にめまいがすることがある。どうやったらあんなに明朗快活なことばが生まれてくるんだろう、と。

いいじゃないか、陰鬱なんだもの

と思うことにした、最近は。これが私から出てくる言葉である。もういっそのこと、いかに暗く湿らせるかを突き詰めたっていいのだ。面白くないと蹴飛ばされても、センスがないとツバかけられても。

世の中はいつだって明るいものが好きである。暖かくて、ハリのあるものが好きである。だけど、大半の人間は本当は陰鬱だ。みんな明るい振りをしてるだけ。

(↑結果集計前にこの文章を書いているので、みんな根明だったらごめんなさい)

だったら、嘘を吐かずに暗いを極めてもいいじゃないか。それが誰かの心を湿っぽく、照らすかもしれないんだから。


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