見出し画像

タッチラグビーDFの上がり方



こんにちはかなです🙆‍♀️🌸


今回はタッチラグビーのディフェンスについて書いていきます!


以前、DFの基本的なシステムを記事にまとめましたが、今回はそのシステム理解の次に読んで欲しい記事です!DFがどういう考え方でタッチをしに行っているのか。少しでも不利にならない状況でタッチをするにはどうすればいいのか等。


これを知るとDFが一段としやすくなるし、面白くなると思います!



▪️DFの基本的システム

タッチラグビーのDFシステムの基本は”外追い内任せ”です!ショートサイド(外)は自分で守り、オープンサイド(内)は隣の仲間に任せるというシステムです!つまり人数の少ない方は自分で守り、多い方は仲間に任せるということです!もっと詳しい説明はこちらの記事にまとめてあります👇❗️






▪️DFの上がり方

タッチラグビーのDFは、ボールキャリアにタッチすることで攻撃を阻止します。タッチしたら、タッチの地点から7mの所までDF6人全員が下がるというルールです。このルールの中でどうやって守るのがいいのか。

まずは写真を見てみましょう!!


画像14


↑これは、試合中のディフェンスシーンです。右側の白ユニがアタック。左側の赤ユニがディフェンスです。

基本的には、ボールキャリアのトイメンがタッチにいきます(赤→)。ですが、写真ではそのトイメンだけではなく何人かで上がっているのが分かると思います(青→)。

もう一つ写真を見てみましょう!

画像15

これは先程の次のシーンなのですが、ここも3人で上がっています。


タッチするのは一人だけど、1人ではなく何人かで上がっているんですね!

それにはどういう意味があるのか。

もっと詳しくみていきましょう!






▪️3つの上がり方を見てみる

タッチするときのディフェンスの上がり方はどのような状況がいいのか。


①:全員上がっている状況

画像1


②:1人だけが上がり5人は下がっている状況

画像2


③2人以上で上がる(全員ではない)

画像16


この3つの状況ではタッチが起きたらどうなるのかを見ていきます。


①の場合

この状況では全員が前に上がっているため、この時点ではアタックのスペースが少ない。なのでステップで交わされたり、パスを回されて走られるリスクは小さい。


画像3

でももしこの状況でタッチを使ってきたら、全員上がっていたので全員が7m下がらなくては行けないので、下がっている間に大きく進まれてしまいます。

つまり①の状況だと、タッチが起きる前はスペースを無くせるからいいけど、タッチされた後は全員がオフサイドなのでキツくなります!



②の場合

この状況では上がっているのが1人。なのでもしそのままタッチが起これば、タッチした人だけが7m下がれば良い状況です。なので、タッチした人以外のDFがすぐに次のタッチに行けるので、大きく進まれなくてすみます。

画像4

でも、②のようにワントップでタッチに行くのは簡単ではありません。

画像17

ワントップだとアタックのランコースが沢山あるし、パスも簡単に回されてしまいます。タッチする以前に、前に大きく進まれる可能性があります。

なので②の状況だと、ワントップでタッチできたら周りが準備できているので最高だけど、できなかった場合にディフェンスが大きく崩される可能性があります。



③の場合

この場合は何人かであがっています。全員で上がっているわけではないのですが、ランコースやパスはある程度消せている状況です。なので、大きく進まれることはありません。

画像19

タッチした後も、全員が7m下がるわけではないので、比較的早く下がれる位置の人が次のタッチに行くことができます。

画像18

みんな少しずつ上がっているのでそれぞれに少し負担があるけど、大きく進まれるリスクは少なく次の準備も比較的しやすい状況が作れています。




3つをまとめるとこんな感じになります。

画像19


この3つの状況は全部ありえる状況です!状況によっては使い分けたりもしますが、基本のイメージとしてあって欲しいのが③のスタイルです。


全員で上がるのでもなく、1人に任せるのでもなく、みんなが少しずつ負担をして守っていくようなイメージです!

なので③の上がり方が基本のイメージとしてあると守りやすいと思います。





▪️色んな状況から役割を見てみる


ボールキャリア以外が前に上がる理由としては、

①パスをされた時にタッチ行く

②ステップ等で走られるコースを塞ぐ

③パス回された時にすぐ上がれる準備をしておく

などがあります。


例えばこの状況。Mがボールを持っています。そのトイメンのMは上がっていますが、それ以外に、逆サイド(左)のLとWが上がり、また同じサイド(右)のLも少し上がっています。それぞれの役割を説明していきます!

画像7

まず逆サイド(左)のLとWはキャリアがパスした時のカバーとして上がっています。もし上がっていないと下の図のように、パスが簡単に通り、大きく進まれまてしまいます。(下図)


画像8


次に同サイド(右)のLが上がっているのは、パスされた時に見るのもそうですが、ランコースを消すためにも上がっています。下の絵のように、もし上がっていなかたとしたらトイメンがそのままタッチできたとしても、大きく右のに引っ張られてしまいます。そうなると、左サイドが広くなってアタックに攻めるスペースを与えてしまいます。

画像10

画像17



でもタッチが起きる前にリンクが上がっていれば、ボールキャリアのランコースを消せるし、大きく横に走ってきたら、代わりにタッチに行くこともできます。

画像12




このようにトイメン以外のデイフェンスにも大きな役割があります!なので一人ではなく、トイメン以外も上がることが大切になります!


また、その上がり方は上で説明したものだけではありません!下のような上がり方もあります。

画像17

上がり方は1つではないし、場面や状況にもよります!チームで事前に考えた順番で上がってもいいし、その場の状況で声を掛け合って変えたりもします!





▪️まとめ

今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!

ディフェンスの上がり方について説明してきましたが、少しタッチラグビーのディフェンスをイメージしてもらえたでしょうか?ディフェンスも上がる順番を決めてる戦術的な守り方もあれば、その時の状況に応じて守る等様々です!

☆でも基本的イメージは何人かで上がること!!

☆1人に任せず全員が役割を持つこと!!

です!!

文章や絵だけではイメージしにくいこともあるかも知れませんが、この先もInstagramの方に動画等も載せていきますので是非合わせてみて見てくださいっ♪


引き続き質問やクエストもお待ちしています!!








知るきっかけ、出会いのきっかけを作っていきたいです。スポーツを広めたり、自分の経験で得たことを次に繋げるために形にしています。現役スポーツ選手をしながらの挑戦。サポートよろしくお願いします。