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看護学生のいる風景

・・・そしたらチームに分かれて沐浴始めて行きましょか―― 

これから演習することの説明とデモストが終わると、看護学生はそれぞれのスペースでスタンバイします。

――チェッカーさんは実施者に、根拠を質問したりアドバイスよろしくね。――

「ほんとの新生児だったら首がすわってないし、モロー反射(びっくり反射)とか、動くだろうから難しいよね」

「こんなくらいの強さでいいのかなぁ」

「お湯の温度大丈夫?ちょっと時間たったけど」

「あれっ?袖の通し方、これでよかった?迎え袖にするんやで」

「おむつ先につけないと、おしっこしたら、服、濡れるで」

「先生のデモはそうでもなかったのに意外と難しい・・・」ざわざわざわ。

広い看護実習室が、たくさんの学生でとても賑やかになります。

こらこら、安全配慮してる?ちゃんと赤ちゃんに話しかけながらすすめてくださいよ、やさしくね・・・

少子時代で、小さな赤ちゃんに触れる機会なんてない学生がほとんどです。看護男子、意外とやさしい、所作がていねい。

沐浴中は好きな名前で赤ちゃん人形に話しかけたり、沐浴が終わっておくるみに包むと、実施前より愛着が⤴⤴るのか、いつまでも抱いていたり。(中学生くらいの子にも体験学習させてあげたいな。)

学内演習はあっという間に時間が過ぎます。

――さあ、そろそろまとめにはいります、後始末、分担してすすめてくださいよ。


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