銀二という老害

銀二の反応に対して一々落ち込んでられない。
俺は気持ちを切替えることにした。

ビルメン部員の人数は20人ほどだったかな。
振り返ってみるが正確には忘れた。
随分と人数が多かったのは覚えている….

業務配分はざっとこうだ。

各設備対して担当が割り振られている
電気・防災担当
空調・衛生担当
建築担当といった形である。
社員の仕事は主に点検管理、見積作成、修繕立会
常駐の委託業者は空調点検、故障対応
派遣は点検、故障対応だ。

銀二「じゃあ君はここで電話対応してくれ」
銀二に電話の前の席に座るように案内された俺は腰をかけた。

え???いきなり???やり方は????

俺「承知しました、あの電話対応について教えてください。」
銀二「・・・・・」
銀二は相変わらずの塩対応のまま
やりづらかった。
トゥルルルルと電話が鳴りだす
銀二「はい。中央監視室黒澤です。はいはいかしこまりました。」
ガチャッ
早速銀二の嫌味がはじまった。
銀二「先輩より先に電話でろよ。本郷君。そんなこと常識だろう?」
俺「そうですね。次は出ます。あの、、、黒澤さん電話応対はどのように対応すればいいですか」
銀二「俺の電話聞いてなかったの。あんた」
(はぁぁぁぁぁぁぁ。うぜー。じゃあいいよ。俺は俺のやり方で電話出たるわ)と息が荒くなったと同時に傷ついた事を覚えている。

????

「このやり方じゃだめだろおおおおおお」
突然背後からけたたましい叫び声がきこえた。
「秘孔をついてやるうううううう」
ドスッ ドスッ ドッ
この現場・・・やっぱり何かがおかしい。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?