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あの姉、ついに独立し離婚する-それでも僕らは夜明けを待ってる・前編-

昨年の10月に衆議院選挙があり、その記事を3本書いて以降、中々書けずにいてすみません。
セキモトカナタです。

……と、いっても、noteは基本自分の忘備録みたいな所があり、興味がある人が読んでくれれば良いかなー??的な感じで書いているんで、お付き合い頂けたら幸いです。

さて、衆議院選挙の記事を書いて以降、半年間何が有ったかっていうと、

・あの姉、ついに独立し離婚する
(2021/06/07『誕生日にふと思う事。』のその後の話)
・新型コロナウィルスにかかりました。
  私の実家が全滅寸前になりました(←全員無事です)
・祝・結婚15周年!!
  京都へ行って速攻で帰ってきました(←何があった)
・阪神、中々勝てないっすね……
  これは『言葉の魔力』が原因かなぁ(←)
・今年の春アニメは『パリピ孔明』と
『SPY×FAMILY』が熱い!!(←あっ、言っちゃった!!)

……と、中々濃いな。この半年間!!
(上3つはわかるけど、下の2つはどうなのさ??)

そんな中で、自身のiPhoneとiPadを駆使して
文章をチマチマ作成していた

『あの姉、ついに独立し離婚する-それでも僕らは夜明けを待ってる-・前編』

をお送りしたいと思います。
(※後編はゴールデンウィーク中にこっそりあげときます)

好き同士なのになぜ、別れが来ることがあるの


昨年の暮れ、彼女は義兄と『お別れ』することとなった。

そうなってしまったのには様々な要因があるが、この2人の『お別れ』の最大の要因は

自身に起きた様々な出来事を、『他人事』の様に自身の応対を周囲に丸投げした彼女と、

2人に起こっている問題を『夫婦2人で』乗り越えようとしなかった義兄の2人にあると、私は思う。

そんな2人が結婚して夫婦となったのは11年前の秋。
(一応)政令指定都市にある実家から、地方都市にある義兄の実家で義兄の両親と同居する形で彼女の結婚生活が始まった。

しかし、結婚して『夫婦』となったと思っていたのは彼女だけで、義兄はというと、
彼女を『自分の妻』ではなく、義兄一家の体の良い『お手伝いさん』として認識していた。

そのため、自分の父親が

結婚前から彼女に対してセクハラを繰り返し、運転中の彼女に対し暴力を振るい、その結果交通事故となったのだが、その責任を取ることをしなかったり、生活に必要な物を買うお金を渡されなかったので働きに出たら、そのお金さえも家に入れる様に言われたり……と、やりたい放題されているのにもかかわらず、『自分の妻』である彼女を守る事をせず、ただただ自分の父親の横暴から逃げ回ってばかりだった。

その結果彼女は見事に体を壊し、嫁ぎ先の地方都市の病院から大阪市内の病院へ担ぎ込まれた時には失明寸前。その後手術を行ったのだが、そこから難治性の緑内障を発症し、現在も入院と退院を繰り返している。

結婚して幸せに暮らしているとばかり思っていた彼女が、失明寸前のボロボロな姿で帰ってきたので、暫くの間なら……と、両親は仏心を出して彼女に対し実家に住む様に言った。

ところが、彼女の実家は(一応)政令指定都市。

・インターネットとテレビはケーブル回線
・コンビニは徒歩圏内に2つ
・日々の買い物や病院は父や姉妹たちが車で連れて行ってくれる
・徒歩圏内に特急と急行が止まる駅がある

……と、国の重要文化財が近所にあり、建築制限がある様な義兄の家に比べたら天国の様な所。
おまけに、彼女が実家に住んでいた時は、定年退職した両親たちの生活も支えていた為、

結婚して家に帰ってきたけども、娘だし、やりたい放題しても文句は言われない

と思った彼女はその環境に甘えて、4年間実家に居座った(!!)

が、元々他人と関わりを持つ事が苦手で、独特の世界観で生きている彼女と、世間に揉まれて仕事や人間関係で失敗と成功を繰り返しながら生きている妹たち、その彼女の融通の効かなさに精神的に参ってしまった両親が対立するのは、当然のことだった。

特に、彼女に色々とお世話になっているからと、病院の送迎や、精神的に参ってしまった親と引き離す為、一時の間住む所の提供をしてくれた妹たちに対し横柄な態度と言動を繰り返した為、一番怒らせてはいけない人を怒らせた上に、長年に渡って支えてきたが金銭的、精神的に余裕の無くなった両親が、

『もう無理だから、自分で何とかしてね』

と、彼女に告げたのは昨年の春。

住民票を嫁ぎ先から実家の方へと移し、そこの生活保護の担当者や支援センターの担当者と話をしても、彼女自身にそのつもりが全く無かったのと、その話し合いの間に彼女が2回入院した為、彼女が親元から離れたのは残暑の頃。そして、秋から冬にかけて義兄と話し合いをし、昨年の暮れに義兄との離婚が決まった。

……という事が、昨年の春から12月末までにあり、これは、そのまとめの文書となります。
(※ちなみに、事の本人にはこれらの内容を書く許可を取っております)

離婚は当人同士が判ってないと周りが動く事になる

で、ここからが本題。

色んな訳があって、どうにかこうにかこのnoteにたどり着いたアナタ。

そう、アナタが結婚した相手がクソすぎて離婚を考えていたり、そのクソ義実家から一時的な避難として実家に帰ってきて、たまたまスマホやタブレット、又はパソコンで、私の長々とした文章にたどり着いたアナタ。

まずは、そこから逃げ出すのに本当に大変だったと思います。過去に離婚を経験した人たちも本当に大変だった、と仰ってました。

私の姉も、皆様と同じ様に義父のセクハラとパワハラがあり、それらの事から義兄はちっとも守ってくれませんでした。そして、姉の病気の事や、私の両親の物事に関する無知や無理解があり、物事が遅々として進まなかった事がありました。

普通に考えれば、落ち着いた環境に居て自分の今後を考えた時、

・夫の不貞があれば探偵事務所

・夫のモラハラや義父のセクハラの証拠が揃っていれば弁護士に依頼

・着の身着のまま実家に帰ってきて、今後の生活で困っているなら、市役所に行って様々な手続き

……と、自分と周りが幸せになる為に、様々なカードを切っていけば良い話です。

しかし、彼女は元義兄との4年間の別居期間中、両親や妹達にギャーギャーと自分のやられたことの主張をするだけで、

病院に行ってDVの事実等をカルテに書いてもらう
とか、

義父にやられた事や吐いたセリフのメモを残す
とか、

セクハラ現場のビデオを撮ってそれを我々家族や義兄に渡しておく
とか、

義兄家での同居期間中の家計簿を付ける
とか、実際に相手と戦うための準備をやっていなかったんですよ(真顔)。

そもそも、義兄と別れる気はなかったし、身体を壊してて出来なかったというのはあるんですけど、Twitterやブログ、ボイスラジオ……つまり、ネット上では滅茶苦茶上から目線で語っているくせに、彼女はこれらの事を

まっっっっったく!!やっていなかったんですよ。
(※大事な事なので2度言いました)

ええ、姉と両親から話を聞いていた時から、私は

『これ、別れる別れないの以前の問題だから。お金がないんなら法テラスに行けば相談に乗ってくれるし、慰謝料を貰っても弁護士費用を賄えるよ』とか、

『経済DVがあるんなら、家の家計簿つけてる??あと、セクハラとかパワハラとかあったんなら、iPhoneの日記とかでも良いんで、文章にして残しておいた方がいいよ??』
とか、散々言ってたんですよ。

しかし、私のその危機感に対し、私の母が

『あのな、あんたそうやって簡単に言うけど、弁護士雇うのにお金かかるし、そんな簡単な問題じゃないから』

と、逆に私が怒られていたんですよ。
例え別れる気はなくても、このままの状態なら双方共倒れになるし、どう考えても泥船に乗って沈みかけてるのに。

しかし、長年に渡って両親や妹2人に横柄な態度を取り続け、『これからの事』を全く考えていない姉に対し、私よりも先に両親の方が精神的にも金銭的にも限界がきてしまい、ついに

『悪いけど、生活保護を受けて、この家から出て行ってくれるか』

と、姉に言い渡したのが昨年の春。

そこから実家の居住区の生活保護の担当者や、自立支援の担当者を頼りながら様々な話し合いを続けていく内に義兄が馬脚を表してくれ、その結果、姉の気持ちが、

嫁ぎ先に戻って義兄と一緒にやっていく

から、

別居継続でそのまま離婚

と、一気に傾いたので、最終的には私が姉の話や両親の話を元に、話し合いの際に姉が説明できる様にした時系列と、私自身がiPhoneでつけていた日記を、A4サイズの用紙約30枚以上(!!)にまとめ、姉にはデータで、両親にはプリントアウトして渡した後、義兄の居住区にある裁判所で行われた義兄との話し合いの場にも、これらのダイジェスト版を状況証拠として持っていきました。(※実話です)

なので、私の姉と両親みたいな人に言うんだけども、

『私は被害者よ!!』と長年に渡って悲劇のヒロインぶった上に、お金ないんだから助けてくれて当然!!みたいな振る舞いをし続けたら、誰も知恵を出さなくなるし、助けてくれないのは当たり前だぞ(断言)。

そういう時は、

私たちを助けてください!!
私たちを手伝ってください!!

と、助けてくれる(はずの)人達全員に、頭を下げることが大事になってくる。
『家のプライド』とか『生活保護は恥ずかしい』とか『弁護士なんて大袈裟な』とか言い続けて、折角ある行政のサービスを拒んでしまったら、私の家みたいに手遅れ(※)になってしまうんですよ。
(※事実、私の通う接骨院の先生の助言がきっかけで、両親の元にヘルパーさんが来てくれて母の負担が減ったが、それは別の話なので、ここでは割愛)

いくら家族でも、病気の家族の面倒を見るのは数ヶ月が限界

あれは1か月前のこと。
私の義母が腰の圧迫骨折で突然動けなくなって、特別養護老人ホームに一時的に入りました。

が、義母の通院の日が近く、飲み薬も足りないということで、義父に付き添う形で義母の通院している病院に行ってきたのですが、義母の主治医から言われたのが上記のセリフです。

ヘルパーを利用しながら義母の世話をしていた義父は、先生のその言葉に『信じられない』と言った表情をしていましたが、姉の介護で実際に走り回っていた私は

『それな!!』

と、思ったのはいうまでもありません。

アナタの両親や兄弟・姉妹は、当然アナタの味方です。無条件で助けます。が、幾ら実家がお金持ちで、家のスペースに余裕があり、両親が甘々であったとしても、大人になった娘の面倒を見るには限界がある、って事も判って欲しいのです。

その『優しさ』にずっと甘えて実家に居て、

朝から晩までネット三昧、買い物三昧、外出三昧
お風呂は好きな時間に入って
ご飯はオーガニックで、
どこそこのメーカーの調味料使ってね♡
え??生活費??医療費??
相手にそんなお金ないんだから、
そっち(=実家)で出してよ!!
アタシは娘よ??アタシが可哀想だと思わないの?!


と、いう事を、長きに渡ってやっていたら、両親だけではなく、兄弟・姉妹に愛想を尽かされますよ。

え??アタシは娘よ??
傷ついて可哀想??
体壊して働けない??


あのね、嫁ぎ先で義父や義母にいびられたり、ご主人の不貞行為だったり、経済DV、モラハラなどなどでアナタが傷ついてるのは よぉーーーく!!判ります。ええ、判りますとも。

でもそれは、アナタの夫である人が、アナタの両親や兄弟・姉妹たちに謝罪をし、その上で生活費や治療費を出すのが当たり前であり、やらなきゃいけないことなのです。それを出して貰えないっていうんなら、アナタの夫である人から(下げたくない頭を下げて)、『私にお金を下さい』というのが、アナタのやるべき仕事であり、当然の権利です。
(´-`).。oO(あ、そうそう。自分自身の身勝手(=不倫や金遣いの荒さ)が原因の別居だったら別の話だよ!!それが原因の別居だったら、アナタが頭を下げないといけないよ!!

それに、いくらアナタがそこの『娘』であっても、既にアナタの居ない生活に慣れた両親や兄弟・姉妹たちがアナタのワガママに耐えられるのは、

せいぜい数ヶ月が限界なんですよ。

いや、マジで。

だって、よく考えてくださいよ。
アナタが実家に居たときは、アナタの両親はもちろんの事、アナタに歳の近い兄弟・姉妹もバリバリ働き、幼い兄弟・姉妹は学校に行ってたり、としながら、みんなで生活をしていた訳でしょ??
そのお陰で、

自分がやらなくても、誰かが掃除をしてくれてるから家はいつもピカピカ
自分の好きなご飯はお母さんが作ってくれて
ネット回線も光ファイバーでスイスイ
家のTVもケーブルテレビで見放題!!
お風呂もそれぞれ好きな時間に入って
夜遅くまで明かりがついてても怒られない
お買い物だって好きなブランド物を買って来たり
私の好きなオーガニックで拘った食生活♡


をしても、誰にも怒られなかったでしょ??

しかし、今はどうですか??
アナタが結婚して別の家庭を作って生活をしている間に、『アナタの実家』も変化している。

バリバリ働いていた両親は年金生活となり、お父さんは少し認知症があるけど働きたいから働いている。お母さんは身体を壊してヘルパーさんがいないと自身の通院もままならない。兄弟・姉妹たちもそれぞれ独立して家庭があったり、就職して重要な役職についてたりで、皆それぞれに忙しい。

そこに、嫁ぎ先でボロボロになったアナタが、(状況によっては)子供を連れて帰ってきて、アナタが『家』にいた時と同じ様に過ごし、アナタの通院だったり子供の面倒だったり等で、

アナタの両親や兄弟・姉妹たちの予定を
平気で潰したり、

アタシは娘よ!!とふんぞり返って、自分の生活に必要なお金を出さずに遊び回ったり、

アナタの予定に付き合ってくれる兄弟・姉妹たちに対してお礼をしていなかったり

していたら、その人たちが快く助けてくれるとは思えないんですけども、どう??

もし、これを読んでいるアナタが、私の姉の様に着の身着のまま実家へ逃げ帰ってきて、上記の様な振る舞いを長年に渡ってやっているのなら、

今すぐに行動に移して自立して下さい。

アナタが歳を取り生活環境が変わった様に、両親も兄弟・姉妹たちも歳を取り生活も変わっていく。それを忘れないで欲しいのです。

【それでも僕らは夜明けを待ってる・後編へ続く!!】