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なんでもない綺麗なもの

湿っぽい事ばかりだから最近感じた綺麗なものとか、好きなものを書き出すだけのnote

・観葉植物の影が真っ白な部屋の角の壁で屈折してる時。

・近所の家の誰かがお昼過ぎに弾く、ピアノとヴァイオリンの協奏曲

・本から少しはみ出た栞の紐

・冬の朝に、霜が降りて凍った雑草に朝陽が当たって輝く様

・赤ん坊の鳴き声と、父親らしき男性が戸惑いながら母親を呼ぶ声が、柔らかい石鹸の香りと共に小窓から漂う帰り道

・隣の家のイルミネーションが薄いカーテンから滲んで、部屋が微かな青色に変わる夜の時間

・帰り道の途中にある家の裏庭で、魚を七輪で焼いている母親の背中

・お風呂場の照明の色を吸い込んで、薄緑色に輝きながら排水溝に流れていく泡

・落ち葉を必死に追いかける近所の仔犬と、それを微笑みながら見守るおばあちゃん

・上の階の人が干す、洗濯物の匂い

・通っているパン屋さんの美味しそうな匂いと、同じ時間に会う親子(娘さんがいつも手を振ってくれる)

なんでもないこう言った綺麗なものを大切にしたいなぁ、と思っている。


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