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無事に誕生日を迎えて、四十歳になりました。

誕生日当日は、両親と大好きなへっころ谷に行って、滋養のつくご飯をたっぷり食べて、デザートの発幸パフェまで堪能してきました。
体にいいものが基本好きではない父が娘の誕生日のためにと渋々来てくれたのも、愛。(と、いいつつ、鶏肉のソテーとか豆乳たんたん麺とか、美味しい美味しいと食べていました)

こういうふうに家族で平和に楽しくお祝い、ということができるようになったのもここ数年で、有難いなあ、と思います。

四十にして惑わず、と、孔子はいったそうだけれど、まだまだしょっちゅう惑っています。でも、さすがに四十年生きてきたら、その下にある明晰さと平安を感じることが前よりもうまくなった気はします。

いつだって成長し変わり続けられるのが、生きていることの醍醐味だなと思います。

私は誕生日が大好きです。自分のも、だれかのも。
特に何をしなくても、ただただはしゃいだ気持ちになります。
それは、私にとって「生まれる」ということがすごく素敵なことだからなのだと思います。

私たち一人ひとりが、この体と心、この形でこの世界に生まれてきて、息をして、脈打って、生きるという体験をいま一緒にしていること。それは、なんて素晴らしい奇跡なんだろうと思うのです。

だから、毎年、有難くてたまらないし、わくわくします。
まだここにいること、もうしばらく私という形で生きることを味わえる、同じように体を持って生きているみんなと出会い、ともに世界を体験できることが、嬉しいなあ!と、思うのです。

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