わぁーーーーーーーー！！！！

ちっとも大丈夫なんかじゃなかった
だけど
ずっとずっと大丈夫なふりをしていた
本当は苦しくて苦しくて
死にそうだった

わたしは大丈夫って
本気で思っていた
でも本当は全てを吐き出してしまいたかったんだ
わーーーーーーーーーーーーーーーって
叫びたかったんだ

声にならない声で
言葉にならない言葉で
形を作らず　体裁を気にせず
とにかく吐き出したかったんだ
全部全部さらけ出して
まっさらになってしまいたかったんだ
空（くう）

空っぽになりたかったんだ
自分の中に抑え込みすぎて
もう耐えられなくなっていたんだ

できごとも
感情も
あのときの場面も
あのひとの言葉も
すべてがリアルに残っているんだ
感覚として
はっきりと

でも吐き出すことはできなかった
それができる相手を
見つけられなかった

そんな情けない姿をさらけ出したくない
みっともない
自分の中のどろっとした感情は
自分で処理するもの
人に吐き出すものではないって思ってた

だって
もしもそんなことしたら
相手がびっくりしちゃう
相手が元気なくなっちゃう
相手が心配しちゃう

みんな
そんなわたしの姿は見たくないだろう
わたしに手を差し伸べる心の余裕のある人なんて
いないだろう
みんな自分のことで精いっぱい生きている
迷惑かけたくない


そうやって
わたしは吐き出すことをしてこなかった
吐き出すことが恐かった
いままで秘密にしてきたことばれる
ばれることがこわい
わたしがしてきたこと
わたしがしてきたひどいいこと
わたしの本性を暴かれる
わたしの本性を知ったらみんなが離れていく

わたしはどうしょうもないダメな人間だ
こんな人の話を聞いてくれる人なんていないし
ましてや共感してくれる人なんて
この世にいる訳ないんだ

いままでの出来事
そういうのいちいち全部説明するのも
めんどくさい
イヤになっちゃう
いったい何時間かかるんだ

それから
せっかく全部話して
逆にお説教されるかも
わかってもらえないのも怖い
せっかく勇気をだして吐き出しても
もしも
わかってもらえなかったら
さらに大きなダメージをくらう
そんなことにはもう耐えられない

って！！！！！！！！！！！！！！！

わたしの中にはそんな思いが隠れていたんだ
びっくりした
やっぱり書いてみないとわかんない

いつもいつも
妄想の中で生きてきた
家に引きこもり
さらに脳内のおしゃべりは増えた
脳の中でいつも会話している
わたしはわたしに言い訳をしている
わたしはわたしに口実を話している

もう疲れたよ
もう外に吐き出したいよ
もう終わりにしたいよ
一人芝居
一人劇場

もう十分にドラマを生きた
これからはリアルを生きたいよ