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Day.10 よい感情?悪い感情?

 昨日は痛みに負けた自分を許すことにして休んだ。書こうと思ったテーマが重すぎて、負けたのもある。書きたくない自分にがんばらせることはやめてみた。今日も帰りが遅くなりそう。まだ軽い朝のうちに書くことにする。

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 家の片付けをしていたら過去に印刷して眺めていた感情のスケールが出てきた。当時はこれを見ても、いまひとつピンとこなくて「へ~、こんなのあるんだ~」ぐらいに思っていた。ニュートラル以下の状態にいる自分のことが本当にダメなやつに思えて、現実を見るのがいやだったのも覚えている。

感情スケールのことなにも知らなかったので、わたしはこちらの方のブログを読みました。
【エイブラハムの感情の22段階】波動を意識して望む現実を手に入れよう! | きざくらさんも頑張ってる Kizakura.blog (kizakura22.com)

 最初にこのスケールに出会ってから、数年経った今は、冷静に眺めることができようになった。以前は「常にニュートラルよりも上にいなくては…」と思っていたが、現在は1から22までの感情を持て余していた当時の自分を振り返り、「見事!ここまで多種多様な感情に出会ったね。」と思う。自分に対して「がんばったね、おつかれさん!」という感じだ。

 この中でも特に、いまの自分につながるなと思うのは「22絶望」「19憎しみ」「4信念」「1愛」の4つだ。「22絶望」は、ある日突然やってきた。本当はそれ以前の感情を一つずつ通過していた。だけど、そんな感情たちが自分の中にうごめいているとは思いたくない。自分はそんなにイヤなやつではないと思いたかった。現実に起こることへの対応に無我夢中だったこともあり、自分は下降の一途をたどっていることに全く気づいていなかった。

 「22絶望」を感じたのは、ある日突然仕事に行けなくなったとき。それまで堰き止めてていたものが崩壊して、抑えつけていたもや、我慢していたものが一気にあふれ出した。周囲は励まし、ねぎらい、いたわりなどの声をかけてくれるが一切耳には入らない。もうなにをどうしていいかもわからず、お先真っ暗。未来は全く見えなかった。

 「19憎しみ」は、「絶望」に至る途中の段階に表われた。うまくいかないこと、納得できないこと、許せないこと。「全ての原因は外側にある。」自分にそう言い聞かせていた。自分の非は絶対に認めたくないからだ。それを認めることは、わたしにとってとても恐ろしいことだった。「あいつのせいだ」「あいつさえいなければ」と、どんどん憎しみが燃えさかっていた。

 「4信念」は、いつも持ち合わせていた。自分の行動、発言はすべてここから来ていた。「最後までやりとげる」、「楽しい思い出を創る。共同の創造」。そして、「あなたはできると伝えること」、「あたたかく見守り続けること」。それが信念だった。それが全部できなくなっていましい、途方に暮れた。そんな自分に絶望した。

「1愛」を思い出すまでが長かった。「絶望」からは数年が経っていた。

 もしも、だれとも関わらずにたった一人で生きていたら、こんなにたくさんの感情たちに出会うことはあったのだろうかと思う。人に出会って自分が反応し、いろんな感情が生まれた。

 その感情たちに、「これはいい感情」「これは悪い感情」といちいち判定をつけて、「悪い感情しか持てない自分はひどい」とダメ出ししていたことで、さらに負のスパイラルに堕ちていった。

 一番底にたどり着いてからは、いろいろな人との出会いや新たなものとの出会いがあった。だけど新たな価値観に触れることで、もともと自分の中にあったものや目の前にあったものを思い出したことが大きかった。それは「空が青い」とか、「太陽がきれい」とか、「花は美しい」とか、「風が気持ちいい」とかそうゆう単純なことだった。初めは人間に触れることは痛かったけど、最終的に「愛」にたどり着くには、わたしには人間に触れることが必要だった。

 人間に触れることで、人間の持つエネルギーや癒やしの力を改めて目の当たりにしたからだ。

 以前は8から22の中を行ったり来たりすることが多かったが、これからは1から7の世界で生きてみたいと思う。もともと「不安」傾向が強い。そっちに引っ張られることは今でも多々ある。だけど、22から1までの感情を一つひとつ味わったことで、自分や人に対する視点は変わった。声のかけ方や関わり方が変わった。そんな新しい自分と新しい世界に住んでみようと思う。

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