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経済はロックに学んだ!

<お知らせ>
新曲公開しました。(オレ様の)腰が砕け散るほどカッコイイので聴いてください。→ 『幻覚PCM
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この「経済はロックに学べ!!」を買ったのって2カ月以上前だったんですね。

そういえばデスクの上にズーっとあったので「これってデスクの一部なのかなあ」なんて思ってたんですけど、なんとれっきとした紙製の書籍でした。書籍だと気が付いてからは、匂いを嗅いだりじっと見つめてみたり耳をそばだてたりしてみたんですけど、それだとどうも内容がわからないんですよね、コレ。

というワケで1ページ1ページ、そこに記載されている文字列をすべて目で追って読了いたしました。

いやー「経済はロックに学べ!」の記事でも力説しましたけど、仰向けに寝っ転がって読むことができないほど分厚く重い本ってどうなのよ。どう考えても重すぎでしょう。もちろんゴッリゴリのマッチョな体にオイルを塗りたくって黒光りさせながら様々なムッキムキポーズでニッコリ微笑むことができる方なら、これを仰向けに寝転がって読むこともできるんでしょうけど、なんせオレ様はピックより重いものなんて持ったことがありませんからね。ギグでギターを弾く時もギター本体はお付きの者に持たせますし。こんな重い本を仰向けに寝転んで持ち上げたら腕がORERU!

えーと、内容はといいますと「ロックで経済を学ぶ」というよりは「音楽業界を経済的観点から解析する」って感じかしら。

ひと言でこの分厚い(なんと厚さ1寸ちょっと(約35mm))本の内容を説明することは不可能ですけど、結構印象深かったのは「誰もが手軽に自分の音楽をリリースできるようになった結果、勝者総取りが以前よりも進んでしまった」ってことでしょうか。

以前インターネットが幅を利かせてくるに従い、「ロングテール」という概念も一緒に幅を利かせてきていたことをご存じの方は多いんじゃないでしょうか。「ロングテール」とは「売れ筋のメイン商品の売上よりも、あまり売れないニッチな商品群の売上合計が上回る現象のこと」です。

音楽業界で言えば「少数のすっごく有名なアーティストの売上を、膨大な有象無象のマイナーアーティストの売上合計が上回るだろう」と予想されてたんですね。

ところがどっこい、今では以前にもまして「少数のすっごく有名なアーティスト」ばかりが売れ、それ以外の膨大な有象無象のマイナーアーティストはまったく日の目を見ないまま、目も当てられない状態になっている、ということです。

ロングテール!ロングテール!と猫も杓子もスマホもスマフォも叫んでいた頃、確かにオレ様も「インターネットによって勝者総取りの状況は変わっていくだろうなあ」と阿保面下げて考えていました。でもフタを開けてみればより一層「勝者総取り」が進んでしまってるんですよね。有名アーティストの有名っぷりがインターネットによって加速してしまっているワケです。

なろほどね~。それ以外にも「いかに「運」というものに世界や人生が左右されるか」など、とっても勉強になりました。

読んでみたい方はゴッリゴリのマッチョな体にオイルを塗りたくって黒光りさせながら様々なムッキムキポーズでニッコリ微笑んでどうぞ。


これを聴くと経済学が身に付きます↓↓↓
カナシバリ - ウェルカム・デッド '21 (OFFICIAL VIDEO)


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