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PR企画はどう考えるのか、を考えてみた

私は、3年前から大手のメーカーで、PR・オウンドメディアの仕事をしています。その中で、割と多くの企画を立案してきました。最初は考え方がわからず、めちゃめちゃ頭を悩ませていましたが、最近はポイントを抑えて企画できるようになってきたと思っています。

最近は新しい人メンバーも入ってきて、人の企画をみることも増えてきたのですが、なかなか企画にピンと来ないことも多くて。たしかにPRやブランディングって少し感覚的な部分もあるし、なんか違うな〜を言語化するのが難しいんですよね。

だから、一度、自分が大事にしている点を書いてみることにしました。感覚を頑張って言語化しました。


自分の役割を明確にして
なぜそれをするのかを意識する


まず、企画を立てる前に「自分の役割を理解すること」。これができてないと、とんちんかんな企画、HOWだけでWHYのない企画になってしまいます。

企画を立てる前にまずは、自分の役割を明確に理解すること。特に、大企業の場合は、さまざまな部署でさまざまな立場の人がさまざまな企画を行っています。その中で、「なんでそれうちがやるの?」と言われてしまわないためには、自分の立場をまず理解することが大前提です。


言いたいことを言うだけではダメ


商品のポイントを伝えられればOK!と企画するのは、私は、宣伝領域の仕事だと思っています。言いたいことを言うのは簡単で、それがしたいなら、広告を打って多く人に見せるやり方がいいと思います。

広報は、企業とお客様の間に立ってつなぐ役割なので。お客様の気持ちに寄り添うべきだと思うのです。お客様側のいまの気持ちを理解し、それをどう変化させたいかから、企画を考えることこそがPRだと思います。


求められているのは
商品PRなのか企業PRなのか


また、混同しがちなのは「商品PR」と「企業PR」どちらなのか。

私は、商品広報担当でもなく企業活動広報担当でもなく、オウンドメデイア担当でした。オウンドメディア担当って、媒体担当なので立場が曖昧になりがちなんですけど、だからこそ、企画ごとに、なんのためのPR企画かなのかを考え抜いていました。

商品をいいなと思ってもらうのがゴールでいいのか?
商品の先になる企業を好きになってもらうことまでやるべきなのか?

これこそが自分の役割を明確にすると言うことかもしれません。

私は、「いい商品」をPRするのは商品担当の役割だと思っていたので、商品をきっかけに「こんな商品をつくるこの会社いいな」と思ってもらうにはどうしたらいいかを意識してこれまで仕事をしてきました。


思考のスタート地点は
何を伝えるかではなく、どう心理変化させるか


私がPR企画を考える上で、いちばん大事にしているのは、何を伝えるかではなく、お客さんの気持ちをどう変化させたいのかを起点に考えることです。

もちろんそもそもPRポイントが何なのかを理解することは大事です。商品や企業の強み・弱みををまずはしっかり理解します。

ただそこで強みをどうやったら伝えられるかという思考で考えてしまうと、割とうすい手法中心の企画になってしまいがちなんですよね。

だから、商品自体の強み・弱みを理解したら、宣伝販売・マーケ・広報全体の活動をみながら、魅力をさらに伸ばす企画をするのか、足りない点を補う企画をするのかを考えていきます。

そして、このときには、企画でどういった気持ちの変化を起こしたいのかを考えていきます。具体的に「こう思ってた人をこう思わせたい」というのを明確にすると、企画が立てやすいです。



うーん、こんな感じですかね?
なんか結局ふわっとしてしまったけど。自分が指導する立場になる頃にはもう少し明確に言葉にできるようになっているといいな。


 

 

おわり。

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