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百貨店のあひる

百貨店に
風呂に浮かべるアヒルのおもちゃがありました

「アヒル、ほしい」と娘がいう
その日は別のも買ってたから後にしました

次の日、どこ行こうかと尋ねると
「アヒル?アヒル、いく」
その翌日も
さらに、次の日の夕方には
おもむろにジャンパーに着替え
「とともきて」「アヒル、いく」と

もう、晩ごはんも出来上がるくらいでしたが
駄々をこねるわけでもなく
淡々とやりたい事を伝えてくる様子に
心が動きました

「タイムリーに」
したいことをかなえてあげれるのが嬉しいのと
小さい頃の自分は
親に対して要求してきてない(と記憶に残ってる)かもと感じられ悲しくなりました

2つの感情が入り混じり
泣きながら
娘を自転車にのせ、百貨店まで向かいました

道中
娘にしてあげているようで
小さい頃の自分が
こう接して欲しかったんだろうな

そして
両親から
色々沢山してもらったけど
自分が取りこぼしているだけ、受け取れてないだけだったかもしれないとも思い

感謝の気持ちから
また、泣けてきました

娘が百貨店のアヒルを通じて
教えてくれたことでした



ちなみに100均にもありげなアヒルは
10倍の値がしましたが
大事な思い出ができ嬉しい買い物でした

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