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「書く」+αは、お金にもアプローチする!「マネ無知独立」しそうな私を止めてくれた、マネリテ講座@マーブルスクール

「書くを本業にしたい!」と決めた私。
まずは書くことで副業をはじめ、今年は見よう見まねで確定申告もしました。

そんなこんなで、
「あれ、フリーランスになってもそこまで変わることないんじゃない?」とのほほんと構えていたのですが、現実は全然甘くありませんでした。

今回は、自分へのメモと戒め(そこまで?)、
そして、私のような「独立したいけど、お金のことあんま考えてない」勢が、「これはいかん!」と”マネ無知独立”になることを引き止めるきっかけになればと思い、noteに記載します。

(※マネ無知独立は「マネーリテラシー無知で独立する」という、私がこの記事で勝手に作った造語です。)


講師・オススメ図書の紹介

「書く」+αが学べるキャリアスクール「Marble」
今回のマネーリテラシー講座の講師は、フリーランスで経理をされている
たまみ(tamami.@夢応援型経理)さん

旅好きで日本中を旅した結果、長野県の白馬村に惚れ込んだそう。
私はまだ行ったことがないので、タイムバケットに入れておこうとおもった次第です。

また、たまみさん講座を受ける前に、マーブルスクールからオススメ図書も紹介されたので読んでみました。
税理士:大河内薫先生と、漫画家:若林杏樹先生がタッグとなって書かれた「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」です。
漫画なのでスルスル読めて、かつお金に関しての理解がさらに深まるのでめちゃくちゃオススメです!!


個人事業主のお金の流れと税金の仕組み

開業届提出からの対応と流れ

「独立したいけど、まずなにすればええのん?」と思っている人も多いかと思います。
まず、個人事業主になるには開業届が必要。(青色申告も一緒にだそう!)
下記、開業届を出してから確定申告の流れですので、大枠を掴みましょう。

1.開業届け&青色申告承認申請書提出
2.会計ソフトを決める
3.取引を登録
(今年1月1日〜12月31日の領収書や預金取引を入力して帳簿を作成する)
4.確定申告
(翌年2月16日〜3月15日に会計ソフト等にて作成した帳簿をもとに、確定申告する)

確定申告をする理由

そもそも、なぜ個人事業主になった瞬間に「確定申告」をする必要があるか?というと、誰も自分の税金を計算&手続きをしてくれないから!

会社員の場合は、会社が年末調整で税金の計算&給与から差引き&会社が私達の代わりに納税という全手続きを行ってくれていたので、私たちは何も考えず支払われた給料(手取り)のみを受け取るだけで済んだのです。

(余談)
会社員アルバイト時代に、こんなことはありませんでしたか?
毎年10月、11月くらいに「はい、この書類のここに名前とハンコお願いね〜」みたいな。
実はあれ、会社が代わりに税金を納めるためにやってくれていた手続きの1つだったのです。

会社員と個人事業主の違い

会社員と個人事業主では、当然ながらお金が振り込まれるまでの処理が変わってきます。

▼会社員の場合
 会社で1ヶ月働く→会社が給与計算する→後日入金される
▼個人事業主の場合
 取引先から受注した仕事をする→請求書を発行する→後日入金される

POINT>太文字での処理がかなり変わってきます。

図解にしたら、こんな感じです。
青色の部分が、会社が自動でやってくれていたところですね。

会社員・個人事業主別お金が入るまで

税金の計算の仕方

個人事業主になると、自分で税金を計算して、国へ申告する必要があります。
なので最低限、税金がどのように計算されるのか?をしておくと不要な税金を支払うことも少なくなるでしょう。

急にややこしい単語が出てくると拒絶反応を起こす可能性がある(と私は思っている)ので、たまみさんは、ざっくり計算→詳細計算と2段階で説明くださりました。お優しい。

<ざっくり計算>
収入 − 支出(★)=利益
利益 ✕ ●%(税率)= 税金

★の部分には、経費として領収書入れることができます。
「領収書をとりあえず集めたほうがいいよ」というのは、支出が大きくなって、利益が減ると、支払う税金も減るからなのですね。

<詳細計算>
利益(収入−支出)- 控除= 課税所得
課税所得 ✕ ●% = 税金

本当は、利益に税金がかかっているわけではありません。
利益から「控除」を差し引いた分(=課税所得)に税率がかけられ、税金が決定されます。

個人事業主が支払う税金と健康保険とは?

そう言えば、納めないといけない税金っていろいろあるけど、個人事業主はいったいいくつの税金を納めているの?
そういった疑問にも答えてくれました!

  1. 所得税
    1年間稼いだ所得に対してかかる税金(国へ支払う)

  2. 住民税
    住んでいる都道府県&市町村に払う

  3. 個人事業税
    個人事業の内容に応じて払う税金
    (※年間の事業所得が290万以内なら0円)
    →ライターは、請負契約でないかぎり掛からない。(業種が分からない場合は、税務署へ!)

  4. 消費税
    2年前の売上が1千万円以上になると支払う税金。
    (インボイスもあるので、ちょっとややこしいが・・・。)

  5. 国民健康保険料
    個人事業主が加入する健康保険
    →今まで、会社が払ってくれていたんだね。しかも半分会社負担で。
    保険にはその他に、「任意保険」や「組合の保険」などがある。
    オススメ図書「第3章 リスクに備える!社会保険」)


確定申告のあれこれ

確定申告とは

何度も出てきているが、税金を確定させる申請のこと!
個人事業の年間の課税所得が、20万以上になると必ず必要。
※毎年1月1日〜12月31日

確定申告の種類とオススメの申請書

確定申告は、白色申告、青色申告(2種類)があります。
しかし、たまみさんやオススメ本では、断然!青色申告(複式簿記)をおすすめしています。
というのも、メリットがたくさんあるから!

青色申告、税制上の優遇・メリット

1.青色申告特別控除がある
 65万 (or 55万→紙で申請の場合)の控除を受けれる!

→これって、何がそんなに得なの?という過去の私が思っていた疑問について、今の私が回答します。
例えばですが、所得税5%、住民税10%の税金(合計15%)を払わなければいけないとして、65万の控除があれば・・・。
65万✕15%=約98,000円の税金を節約できることになる!
お得でしょ?
(会計ソフトで年間1万ちょい払っても、お釣りがくるよ!)

2.赤字を3年繰り越せる(白はできない)
個人事業主になりたては、赤字の可能性大。

スクールに通ったり、書籍を購入したりで赤字なったものを貯金して、利益が出た年に相殺ができる◎

3.少額減価償却資産の特例が使える
パソコンや備品等で10万以上30万円未満のものであれば、その年の経費として一括計上してOK!

白だと、減価償却となり、数年に渡って経費にしていくスタイルになります。
ちなみに、1アイテム30万未満の計算でOK。
また、複数の商品を一括購入&30万を超えた際は、領収書(一括記載)のみではなく明細レシートを用意しましょう!
会計ソフトにメモ的な意味で残すのも◎

4.専従者への給料を経費にできる
事業を手伝ってくれる15歳以上の家族への全額費用にできる◎

このあたりは、簿記の知識も必要となってきますが、オススメ図書は説明がわかりやすかったので、イメージができました!

よくある質問7連発!

  1. 経費の境目問題。これは経費?
    まずはネットで調べる。業務に必要なものは100%経費。
    また、生活に必要なものと混じっている場合は「家事按分」

  2. 勘定科目がない場合は?
    まずはネットで調べる。科目がなければ、新たに追加も◎

  3. レシートを取っておく?紙で印刷?
    レシートは7年保管。
    紙でもらったものは紙で保管、メールラインの電子もらったものは電子で保管(※電子帳簿保存法を参照)

  4. 12月の納品って12月の計上?1月の計上?12月に売上の計上(→1月に入金があり場合は、12月の時点では、売掛金(勘定科目)で処理をしておき、1月入金されたときに、売掛金を減らす処理。

  5. クレジットカードにプライベートの利用と経費が混在している!会計ソフトに連携しているクレジットカードっで、プライベート費用は「事業主貸」科目で登録!

  6. 源泉徴収されていたけどどうすればいい?取引先から「支払調書」をもらい、源泉徴収されていた分を確定申告で申告する。支払調書が貰えない場合は、自分で発行した請求書を合計する

  7. ふるさと納税はどうすればいい?控除証明書が市町村から届くので、それをもとに確定申告!

このあたりも、オススメ図書「第4章 ぶっちゃけどうなの?経費と領収書」で詳しく書かれておりました!

感想(マネ無知独立を防ぎたい)

「フリーランスを目指そう!」と思ったとき、うっすらお金の勉強はしておりました。
しかし、いざ講座を受けてみると、知識の穴がボコボコあったり理解が浅かったりと、改めて気づいた点もたくさんありました。
もちろん、1時間半の講義で全てが分かるわけではありませんが、勉強する取っかかりを作っていただけたのは、本当にありがたい。
まさに、「書く」+αが学べるスクールだと思います。

また、読もう読もうと思って2ヶ月くらい手つかずだったオススメ図書も、この講義をきっかけに読むことができました。
初心者向けに分かりやすい大河内先生の説明と、あんじゅ先生の可愛らしいイラストで、本当にスルスル読めて学べる一冊。
あと、完全個人的な意見ですが、本の手触り、開いた時のしなり具合が好きでした(笑)

「お金のことは、あんまり考えてなかった・・・」と思っているフリーランスを目指す方・独立初期の方が、この記事を読んでくださり、”マネ無知独立”になることを引き止める一助となりますように。

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