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自分の弱さにぶつかった1年【今年の振り返り】

今年を振り返るとこんな1年だったと思う。

これでもかってくらい、自分の弱さにぶちあたった。

特にコロナの影響は大きくて、これまでの当たり前がなくなり、計画は0からのスタート、文字通り"正解のない時代”を突き付けられた。

(事業や収入面での大きなダメージがあった方に対して、私なんかがこんなことをいうのは大変恐縮ではあるけど、自分の振り返りとしての話として受け止めていただくようにお願いいたします。)

特に、"答えがない”中で、私を苦しませたのが「答えを見つけようという思考」だった。思考の自由度がどんどんなくなって、どうにかその組織や方針、企画の正解をあてにいこうとしてぶつかった。
そもそも答えのない0→1をやってきた人たちの視座やスピードに届くわけがなく、どんどん迷宮入りしてしまった。

「~べき」は私の柔軟性を下げて、答え探しの迷宮の中で私は自分の実力のなさや思考の浅はかさなど様々な至らなさを明らかにして自己肯定感を下げていく。

そういう時に、<自分はどうありたいのか?><何をしたいのか?>という自分のBeingから出てくる、自分の心と頭で考えた思考を持つことが大事なんだということを、頭ではわかっているはずだけど全然できないようになっていた。

「かなみんはどうしたいの?」
「かなみんのやりたいようにやっていいようにやったらいい」
という言葉に本当に弱かった。

自分自身のVISIONやMISSIONを持っているつもりだし、それを言語化することはしてきたのに、心の奥底から流れる自分自身のBeingやそれを、目の前の課題やプロジェクトをつなげて、どうしたいかを考えることができなかった。

こうして自分の弱さにうんとぶつかって、それを足元に抱えながら、"もうダメかもしれない”と思って仕事を少し減らしたり、ペースダウンさせていただいたのが先月のことだった。

その中でもこの閉塞感を抜ける何かヒントになりそうなことがいくつか見つかった。

◎ワーケーション

8月のイベントでゲストに来ていただいた出口治明さんが講演でお話されていた「人・本・旅」という言葉に導かれるように京都に行き、京都が尾道へのワーケーションを導いてくれた。

知識ばかり集めてしんどいというのは、
いろんな材料をいくら集めても、
調理しなければおいしいごはんが食べられないのと同じこと
(ゲスト:出口 治明さん)

自由人博覧会 VOL.3レビュー
「知識」からの自由。https://lgaku.com/2020/09/16/jiyuujin-review-03/

旅嫌いの私を動かすくらい、出口治明さんとの出会いは八方塞がりな私の光だった。

ワーケーションの魅力は、新しいコミュニティの出会いから肌で感じる学びとスループットにあるかもしれない。
神戸にしてインプット過多だった私にとって、現地のコミュニティや人に触れ、どこかで学んだ言葉の意味を実感する地方との出会いは、インプットとアウトプットの間にあると言われている<スループット>と言われるプロセスだった。
新しいヒントや自分がやってきたことの確認などを肌で感じることができた。(まさに「人・本・旅」だということが腑に落ちた)

来年は定期的に色んな場所にワーケーションにでていきたい。

◎感情日記

少し前から手帳に毎日の出来事や感じたことを書く習慣をつけようとしている。
河原あずさんから、EQPIという自分の性格や特性を知り、感情をうまく管理し利用する能力のテストを受けたときにもアドバイスをいただいたのだけど、私の自分との向き合い方については自分認識を高めることで自分の気持ちと行動の関係を理解する感情日記が良いみたい。
たしかに、自分の弱さにぶち当たったまま心を置き去りにしてきてもがいた沼から抜け出すには、毎日の自分の心と行動の状態にフォーカスすることかもしれない。

他にも感情日記や日記を書くこと、手帳については色んな講演などでお話を聞いているので、今のところ1か月近く続いているのだけど自分なりの方法で続けていきたい。

◎NVCや心理的安全性についての学び

今年の振り返りをしながらじっくり悲しかった気持ちに向き合ってると、悲しみも傷は自分のせいだけじゃなくて、きっと仕組みや構造に原因があることに気付いた。
だから、そんな風にならない仕組みをつくったり、コミュニケーションができるようになりたいと思うようになった。
その中で今気になっているのが、NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)という手法や心理的安全性というキーワード。
人の心にフォーカスをしたコミュニケーションや自分を大切にしたコミュニケーションができる場づくりについて、まずは本を読んだり勉強会に参加してみたり、とりいれられるようになってみたい。


来年の目標に近くなってしまったけど、うんと自分の弱さにぶちあたり、乗り越えられたといえる状態ではないからこそ自分と向き合うことの大切さを感じている。

実は、心の奥底では、自分が変わるのは不本意なことだと思っていた。
でも、誰かに変わってほしい、変えてほしいと思っても変わってもらうことはできない。
でも、自分の未来のことを考えると自分のためになることは明確やから変わる。
きっと大変な自分に向き合うことになるだろうけど、作りたい未来のために自分は成長するという気持ちに今、ようやく立てるようになった

ちょうど去年の今頃書いたnoteにこんな記事があった。

弱さを受け止められないことを自覚した去年。
弱さをにぶち当たった今年。
きっと来年は、うん、また次の私になっているはず。

ということで、今年の振り返りはこの辺で。




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