ホストに助けを求める女性たち

NHKの特集記事で、「ホストから売春を勧められた、若い女性」というのがありましまので、その記事を読んだ感想を書きたいと思います。

この女性は18歳の頃、虐待や不登校から家出を繰り返し、そして、助けを求めて、新宿歌舞伎のホストクラブに駆け込んだそうです。どこにも居場所がなくて、逃げ込んだ先がホストだったわけですね。

ホストクラブで食事などの面倒を見てもらう代わりに、売春を斡旋され、そこで2年間も働いていたそうです。そして、ホストやホストクラブには売春で得たお金を、面倒を見てもらった分の売掛金として支払っていたそうです。最終的に、その女性は、ホストへの売掛金がどんどん膨らんでいき、どうしようもなくなって、NPO団体である「風テラス」に駆け込んだ、というような内容でした。

まさに、人の弱みに漬け込んだ、人権を無視したとんでもない悪質な行為だと思います。
また、昨今、このようにホストから、売掛を理由に脅すように売春行為を勧められるという事例が多数報告されており、それが横行しているそうです。

なんと、傷付いた若い女性がホスト業界のビジネスの食い物になるという、痛々しい特集記事でした。

お金を持っている人からお金を巻き上げるんではなくて、お金がない人から無理矢理お金を搾取するという悪質なビジネスがそこに存在するということです。ホスト(業界)からすれば、若い女性が稼ぎ続けてくれるわけですから、とても便利で好都合ですよね。そりゃあ、精神的にも、肉体的にも女性は脆弱していかないわけがありません。

とにもかくにも、家でしなきゃいけないような女性はホストではなくて、こういったNPO団体とかを調べて、そこに相談してみましょう。

間違っても、SNSなんかで助けを求めてはいけません。悪い大人はたくさんいますし、魔の手が寄ってくる可能性が高いです。

そして、もしも、脅されたり、売春を斡旋されるような事態に陥ったら、すぐに警察に駆け込みましょう。

世の中には必ずあなたの居場所はあります。心配しなくて構いません。誰だって、生きてて辛いことはありますし、逃げ出したいこともあります。なので、自分ひとりで抱えこむ必要はありません。

いろんな心優しい人はたくさんいます。日本はにはそういう温かい社会もちゃんと存在します。

逃げ込む時は、ちゃんとした所に逃げ込みましょう。そして、そういう人を社会で温かく支えていきましょう。

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