Netflix ナルコの神がおもしろい。

Netflixで「ナルコの神」を鑑賞しました。
とてもおもしろく、一気見しました。

事実を元にしたフィクションドラマです。

ドラマの舞台はスリナム。
ブラジルの北部に位置する人口50万人程度の国だそうです。
私は初めてスリナムという国を知りました。

ドラマのテーマは「麻薬産業」です。具体的に言えば、コカインの密輸ですね。

スリナムでは「麻薬やコカインなどの産業」がとても大きく、それがこの国の経済を支えている側面もあるそうです。

テーマは麻薬ではありますが、それを取り巻く縄張り争いや裏切り、また、それをビジネスとして成功させて家族を守ろうとする主人公の姿などの人間模様もあって、誰が見ても楽しめる作品になっているのではと思います。

南米では30年ほど前にコロンビアで名を挙げたパブロ・エスコバルという人物がいますが、今回のドラマではそれを彷彿とさせるような展開が見られます。

大統領に賄賂を渡して軍を動かしたり、同国内での縄張り争いがあったり、アメリカには絶対に関わらない(領土内に踏み込まない)徹底ぶりが見られたりなど、そのような政治的な駆け引きや手に汗握る攻防がたまらなく刺激的でハラハラドキドキします。

これが事実を元にしたフィクションだから、またリアリティーがあって面白いのですよね。

大麻ビジネスは捕まれば重罪。
しかし、上手くビジネスに繋げられれば億万長者といったハイリスクなビジネスです。

つまり、南米で貧しい暮らしを受け入れたままその地に暮らし続けるのか、あるいは、麻薬というハイリスクな産業に入り込み大金持ちを目指すのか。
そのような背景もあって、麻薬産業というのは決してなくならないのでしょう。

それと、終盤、アメリカの麻薬取締局(DEA)が出てくるのですが、とてもカッコ良いです。
敵陣を追い詰める戦略や作戦なんかが秀逸です。当たり前ですが。
この映画では、アメリカを敵に回しちゃダメな理由がよく分かります。

コロンビアの麻薬王であるパブロ・エスコバルって、アメリカ国内で麻薬カルテルの取引を独占してたなんて、ほんと、とんでもない人物なんですね。
さっき、Wikipediaでググって調べましたけど、これぞ怖いもの知らずという感じです。
おそらく、アメリカの怖さをよく理解できてなかったのでは、と想像します。

それにしても、このナルコの神、とてもおもしろいので見てみてください。

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