【3-0121】ケモノを観に
今日は、ぱくっと!でお世話になるカラ/フルさんの本公演を観に、STAGE+PLUSへ。
開演前の時間、客席のそこここで話の花が咲いている。でも、聞こえてくる会話の向こうにかかっているBGMが不穏で、なんだかものすごく心細くなる。いや、BGMが不穏は語弊があるんだけれど、とにかく、心細くなった。
本編は、短編集。オダタクミさんのもつインクの色の数の多さを贅沢に見せられる。本番がまだ続くので、内容に触れずに感想を述べるとしたら、可愛らしいチラシに騙されていたけど、観終わったあとは「ああ、カラ/フルさんの芝居や……」と思った。なんと言うか、カラ/フルさんの芝居は、「どうにもならない」状況を描くというイメージが強い。ポップな作品も、シリアスな作品も、その「どうにもならない」それに挑むのか、飲み込むのか、飲み込まれるのか、みたいな。そして、人と人との間、君と僕の間は「どうにもならない」ことのなんと多いこと。きっと「みんな」生きているからだろうね。みたいな。
とにかく、カラ/フルを堪能する公演だと思う。面白かった。
いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴