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【2-1113】ジャムを食べる

最近、朝に食パンを食べる。相変わらずうちにはトースターがないのでフライパンで焼いているが、さほど手間とも思わなくなってしまい、依然としてトースターを買うには至っていない。

で、これまでバタートーストしか食べていなかった私は、先日とあるものを手に入れた。

これはなんでしょう?

これは、スプーンを使わずに直接パンにつけられる、いちごジャム。これがとても良い。

ジャムって、瓶のものか、アイスクリームみたいな紙のカップが一般的だと思うけれど、瓶は思わず取っておきたくなってしまうし、紙のカップは段々と弱っていって、見ていてテンションが下がる。それに、スプーンでほしい分をすくった後の、その陥没したジャムの母体を見ると、何故だかわからないけれど、少し残念な気持ちになる。それを、いつまでも冷蔵庫に入れておくのもまたテンションが下がる。なんとなくそういう困った未来を想像して、ジャム自体は嫌いじゃないのだけれど、これまでは手が出せないでいた。

売り場で「さよならスプーン」の文字を目にして、これはと思った。何よりもスプーンで陥没させなくていいのが、いい。あと、少々のことには耐えられそうな、そして捨てるのが楽そうな容器がいい。宣伝文句のとおりにスプーンを使わずにいると、パンに太いジャムの線を何本か描く感じになって、ジャムをもりもり食べることになるけれど、アオハタのジャムは美味しいので、それはそれで贅沢でよい。反して塗り広げるのにスプーンを使うことはあるけれど。

食べ物の好みとか習慣みたいなものは、味だけに左右されるわけではないから、こういう物理的なところで状況が変わると食べるようになるものも多いように思う。五年後、どんな食生活をしているか、意外と想像がつかないのかもしれない。

いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴