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物書きと罪深きSNS

こんにちは「かなめ かいじ」です。
ライター業を齧り始めて5年程経ってインフルエンサーの方と仕事をすることもあり、SNSについて深く考える機会もありました。
 そこで今回は二次創作同人を楽しむ人たちの中でよく見る「病みツイート(情報発信)」について思う事を書きます。

 そもそも大人気の物書きでは無い限り感想がバンバン届いて、承認欲求が満たされる事なんてないんですよね。漫画と違って小説というジャンルは読んでくれる人も少ないし、「物書きさんに感想を送るのって変な文章じゃないか心配だし送りづらいよね」と思う読者さんもいらっしゃいます。

 ただ運が悪いことに二次創作の同人小説を書ける方は、自分の感情を言語化したりする能力に長けている方が多い。そりゃそうだろ、って感じでもありますがいいことも悪いこともなんでも言葉にできてしまいます。だからこそ自分の作品に対しての悩みや苦しみを言語化して発信(ツイート等)してしまうことがある。
 言ってしまった本人は吐き出して楽になるのですが見ている側は特に面白くも無いし、寧ろ不快なんですよね。それに気づいている方、気付いていても止められない方、いらっしゃると思います。本当に実力があるのであれば気にする必要も有りませんが、「凡人」はSNSでの自分の見せ方次第で感想の届きやすさや作品の拡散され方が変わってきます。

 私は凡人側なのでなるべく親しみやすく精神的に安定しているキャラクターを演じます。そして感想なんて届いてなくても定期的に「ご感想ありがとうございます!」と発信します。すると不思議なことに本当に感想が届いて来るんですよね。

 創作に伴う苦痛や迷いを表に出しすぎると読者さんにとっては近寄り難い存在になってしまうということは、頭に入れておいて損はないでしょう。勿論その苦しみを表に出すことが悪いとは言いません。ただ感想を継続して貰ったり、応援してもらえる作家には「安定した精神」が必要です。

 本当に安定していなくても良いのです。鍵アカウントで発散させたりしても良いし、他のことで発散させたり。ただしSNSでの見せ方というのは同人作家の活動基盤になるのもなので安易に全てを見せるというのはやはり、おすすめできないと私は考えています。

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かなめ かいじ
kaijikaname@gmail.com
Twitter@kaname_kaiji

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