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私の黒歴史

 誰にだって恥ずかしくて話せない黒歴史があるはずです。私の黒歴史はいつくかありますが、そのうちの1つ「中学生時代に硬派なオタクである事に誇りを持って、ラノベを読むオタクをバカにしていた話」をします。

硬派なオタクだと信じていた

 私が中学生の頃クラスのオタク共の中でラノベが大流行していました。授業中に机の下でこっそり読むラノベはきっと、オタクなりの青春だった筈。しかし私はそんなオタク達を冷笑していました。

 押井守監督の『攻殻機動隊』や士郎正宗先生の『攻殻機動隊』にハマってループしていました。でも本当のところ当時の私はバトーの届かない恋心のもどかしさや、身体を捨てた事で得た優しさを分け与える少佐が理解出来ませんでした。士郎先生の漫画に至ってはマニアックな知識が多すぎて追いつけていませんでした。それでも攻殻機動隊が好きな硬派なオタクだと思い込んで、ラノベを読むオタクを見下していました。

 甘酸っぱい青春ですね。それぞれのコンテンツの良さがあって優劣なんて存在しないし、何なら外側から見てしまえばオタクコンテンツとして括られるだけです。小さな価値観の中で色々と考え出す事こそが思春期の特権なのかもしれませんが。

暴走する自己評価とSNS

 自分は凄いんだぞ!って感覚に溺れる時期って誰にでも存在すると思うんです。私はたまたま日本のアニメの歴史に名を刻む名作にハマり虎の威を借る狐のごとく、クラスのオタク共を見下した。今私の文章を読んでいる方の中にも、胃が痛くなって恥ずかしさに悶えている人はきっといる。だからある意味普通のことなんだけど、今の時代はSNSなんてものがあるから黒歴史が世界の裏側にまで届いちゃうのが恐ろしい。

 私は仕事で沢山のインフルエンサーと会って喋る機会がありました。そこで万能感に支配された人って意外といらっしゃるんですよね。成人しても黒歴史を更新し続ける猛者。ある意味インフルエンサー業を成功させるには欠かせないマインドなので、そこら辺の是非は置いておきましょう。ただしインフルエンサーとしてトップを走る方は一様に穏やかで聞き上手でした。

トップクリエイターを目指すなら

 誰しもが「自分は凄いんだ」という万能感に支配される瞬間なんて生きていれば絶対あるんですよ。若い頃に開花して甘酸っぱい思い出として封印したり、成人してから目覚めてしまったり。とはいえSNSを使っていたりインフルエンサーの仕事をしていれば、それが致命傷になったりする。
 という訳で、インフルエンサーを始めたい方や業界の裏側を知ってみたい方に向けて電子書籍を出版しました。

「馬鹿を探して金を稼げ: SNS炎上の必勝方程式」
著:諸藤 健太郎(モロケン)
編:かなめ かいじ

8年以上インフルエンサー業に携わっているモロケンさんの経験に加えて、私がインフルエンサーの代筆屋として多くの方と交流して感じた事など、インフルエンサー業の本質的なことを書いています。お仕事で何かしらのSNSを更新している方は一読して損はないと思います。

ぜひ手に取ってみてください。


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電子書籍の出版サポート、記事、エッセイなどのご依頼は下記のメールアドレスもしくはTwitterのDMにお願いします。得意とするのはSNS、インフルエンサー業務、サブカル、オタクカルチャー、キャンプ、野宿旅、車中泊、バイクなどのジャンルです。

かなめ かいじ
kanamekaiji@gmail.com
Twitter@kaname_kaiji

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