昨日、Amazonから届きました。
50年ってすごいです。
早速、車で聴きました。早飛ばししながら、51曲を。
私がユーミンと出会ったのは、小5の頃。曲は「ベルベットイースター」。
その曲も収録されていて、感慨深いものがあります。
1.松任谷由実50周年ベストアルバムは、40周年アルバムと似ているようで違う。
収録曲51曲のうち、29曲は40周年にも入っているのです。
ベストアルバムですから、10年たってもベストはベスト。傾向ががらっと変わるわけではないですよね。
でも、ユーミンファン、ほとんどが40周年アルバムも持っているはず。
アルバムとは、ひとつのストーリーですから、同じ曲も、組み合わせで価値も変わるもの、それもわかります。
しかし、半分以上(57%)が、40周年アルバムにも収録されているものとは。
下に、アルバムの概要を引用しましたので、それに書かれていますが、今回のアルバムは、ファンリクエストをもとに選曲されているものだそうです。
一般的に、代表曲、ヒット曲、と言われていているものと、ファンが選んだ曲、なかにはそんなにファンではないけど、好きな曲をリクエストした人も含まれた中でのリクエスト曲ランキングとなると、似通ってくるのは必然とも言えます。
2.実際、どの曲が40周年アルバムにはない曲(すなわち、ファンが選んだ個性のある曲なのか)
相当、難しい概念にはなります。ただ、こうやって、チェックしてみると面白い傾向が見えます。
そして、ユーミンの楽曲は、人それぞれの人生の1場面に沿ったものが多く、まさにその人なりの「ベストアルバム」が別に存在するのです。
下の、収録リストの「黒字」が40周年アルバムには無かった曲です。
その22曲のうち、半分の11曲が「ファンが選んだ50曲」には入っていないというのも面白い傾向です。()がファンが選んだ50曲の順位です。
下は、FMで「ユーミン三昧」というファンリクエストの長時間番組について書いたnoteです。
個人的には、この50曲でCD作ってもらいたかったというのもありますね。
3.では、今回のアルバムの注目曲は?
40周年とのダブり、ファン投票なしに、このアルバムからのお気に入りを記録しておきます。
40周年アルバムに無かった曲から。
重複した曲から。やっぱり名曲だな、という曲。
なぜ、この曲が入らなかったのだろう。
ファン投票では、驚きの「7位」だったのに。
あまりに地味で、味がありすぎるため、ベストアルバムにはビジネス上適さなかったということでしょうか。
ちょっと、残念です。
4.さらに、民放ラジオを媒体とした、ユーミン50周年をめぐる動きがすごい。
雑誌「BRUTUS」で松任谷由実特集
まだ、ざっとしか目を通していませんが、民放99局でユーミンの特集をやるということで、著名人インタビューを含め、かなり濃い内容。
また別の機会にまとめてみたいと思います。
「スピーカーで」ラジオを聴こう!というメッセージ
10月3日(月)から1週間、民放で特別番組を放送するから、ラジオを聴こうという企画です。
「スピーカーで」というのが、ユーミンからのメッセージなのでしょう。
世知辛い世の中、コロナで人との距離がかわり、家族や仲間とのコミュニティも変化。ましてや、音楽も映像も、イヤホン、タブレットで、まさに個の楽しみになりきっている中、これでいいのか?と。
その中で、スピーカーならば、いっしょに同じ音を、音楽を聴けるだろうと。
いっしょに聴いてよ、というメッセージなのでしょう。
大切な人と、秋の時間を、ユーミンと。