夢を持っていない日本の大企業経営者
先日、会社で社長との意見交換の場としてタウンホールミーティングが実施されました。私の会社は、過去に品質不祥事を起こしたことがあるまさにThe Japanease Traditional Companyの代表的な会社なのですが、風土改革をしたとかビジネス誌で取り上げられることはあるものの、内部の一従業員からすると、変わったってアピールはすごいけど、実際の本質的なところは変わってないよね、という冷めた人が多いというのが現実です。
社長も社内ではあまりいい噂は聞かない人なのですが、タウンホールミーティングに参加してみて、率直な感想「ああ、やっぱりだけど、想像以上に酷くてがっかり」という感じでした。
いろいろ残念な発言がありましたが、その中で残念すぎたのは以下の発言でした。
ここ社長として夢よりもやらなければいけないことがたくさんあるので、夢どころではない。
経営理念を買えるプロジェクトも社長になる前担当していたが、担当になった時にはやることになっていて、時間がなくて大変だった。旧経営理念の一部分は、会長が変えてはいけないというので、それ以外を変えた。(さらに経営理念を覚えておらず。。。)
若手の質問が2つあったが、2つ目を聞いているときに1つ目の質問を忘れてしまい、一つ目の質問はなんだっけ?と聞き直す始末。
ユニクロの柳井さんやトヨタの豊田さんみたいに社長がもっとマスコミに出た方がいいのでは?という意見に対しては、出たくない。昔、不祥事が起きた時に記者に追いかけられて怪文書が届いたことがあり非常にいやな思い出なので目立ちたくない。
当社のブランド力を上げるために経営者視点で一番課題だと思うことは?という質問に対し、ハードルレートの話を始めて利益率が引く事業は投資家から文句を言われるから大変だというアピールを始める。。。
他にもいろいろありましたが、一言で言うと自分たちのトップがあれか、、、という本当に残念な人でした。社長のタウンホールミーティングは、対外的なやっていますアピールのためにやっているだけな気がしますが、一従業員からするとあんな内容であればやらない方がよほどマシだと思ってしまいました。
夢を持っていない経営者の会社で働いていてもなんかワクワクしないですよね。転職しようかなとマジで思ってしまいました。
おわり
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