見出し画像

優しい嘘〜サンタさん〜

あなたも大好き、私も大好き、みんな大好き

サンタクロース。

サンタクロースを「嘘」と表現することに多少の違和感はあれど、息子とサンタさんについて話している時にどうしても頭をよぎるのが「これが優しい嘘ってやつなんだろな」という感覚。

出産前、「子どもが産まれたら、我が家はサンタさんが来るタイプの家として家族運営をしていくのかな」「それともサンタさんは来ないタイプの家にするのかな」などと妄想をしていたことがあった。

なぜなら、友人との飲みの席で「サンタさんをいつまで信じていたか論争」を繰り広げると(きっと誰しもが一度はこの論争を繰り広げたことあるよね?)

必ず「うちには小さい頃からサンタさんって来なかったんだよね〜」と言い出す人がいたからだ。そんな話を聞く度に「そうかサンタさんが来るのか来ないのかはきっと両親の方針次第なんだろうな」ということを知り、そして「子どもが産まれたら我が家はどうしよっかな〜」と妄想をしていたのだ。(ちなみに私が小さい頃、我が家にはきっちり毎年サンタさんが来てくれていた。そういうタイプの家族運営がなされていた笑。)

しかし実際に出産を経て知ったことは、両親の希望に関わらず、我が子はきっちりと保育園でサンタさんの存在を覚えて来て、バッチリとサンタさんに何をもらうのか希望を言うようになるということ。
そして一度でも「サンタさんが来るタイプの家族運営」を行ったならば、もうそこからは毎年のマスト行事になっていくということ。

(「うちには小さい頃からサンタさんって来なかったんだよね〜」と言っている友人たちは、もしかしたらご両親のストロングスタイルの上で成り立っていたのかも。つまり保育園やらでサンタさんの存在を知った我が子が「サンタさんに◯◯もらうんだ」と言ってきた時に、「うちにはサンタさんは来ないのよ」あるいは「サンタさんなんていないのよ」と言ってしまうストロングスタイル。)

我が家の長男がはっきりとサンタさんを認識し始めたのは去年のクリスマスだったように思う。「サンタさん来てくれるかな」と24日の夜にそわそわし始めて、案の定25日の朝にはいつもより早くに目が覚めていた。そしてクリスマスツリーの下にプレゼントがあることを知った瞬間、とびきりのリアクションをしてくれていた。可愛いな。純粋だな。


今年は「お母さん、サンタさんにはメールするの?」「動画メッセージ撮る?」とか「サンタさんはAmazonでプレゼント買うのかなぁ」とか、去年よりはるかに成長をした発言が聞かれた。(マジで「今の子」笑)

でもどんなに発言が進化しても、そしてその発言がどんなに今風でも、息子の心には確かにサンタさんがいて、そのサンタさんは一晩で世界中の子どもにプレゼントを配ってくれるのだ。


子どもの心って本当に素敵だな。

サンタさんを信じるのも、あと3,4年なのかな。


息子の豊かな想像力を潰さぬよう、その心にサンタさんが宿る間は
優しい嘘をつき続けたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?