20180429 春空虹(21句)
春光の水上バスへ手を振って
空ばかり見上げているとしゃぼん玉
白い柵貼られた春のシールとか
みずいろのこどもたちからはるのおん
七色を纏えば春は解き放つ
子どもが春に「はじまり、はじまり」と言う
春愁「言ってないじゃない」なんて言う
「変身する」ような気持ちなど春夜
春の虹ひかりの中に生まれます
過去は未来、未来は過去と囀って
歌うよにフルートのよに囀るよ
水は降る身体はとても暖かい
いちごは転がってって線を描いたよ
春の夜の鏡希望を見つけてる
愛ばかり愛だからこそ春疾風
希望とは春の空気にある光
こんなにも星を降らせている春よ
「生活に帰ろう」春の闇はゆっくり
朧夜にもプリズム光はいつも
迷いなく夜にも浮かぶ春の服
また、また、ではまた。春惜しむ
小沢健二、『春の空気に虹をかけ』、大阪城ホール。
忘れられない一夜になりました。
追伸:あの場所にいたひとたちへ。たくさんの虹を見ましたね。
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