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20180304  ドーナッツ

春風の六畳一間に木偶の坊
市展までまっすぐ続く桜かな
図書館の開館時間見る三月来
珈琲を切らしていると春風が
漫才におおいに笑え桜降る

『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場する『椎名法子』というアイドルがいる。彼女はドーナッツがとにかく大好き!な女の子。アイドルとドーナッツなんて、可愛いの二乗じゃないか。最強。最高。

わたしの『好き』は『可愛さ』と同義だ。ごはんでもおやつでも、本でも服でも、ともだちでも恋人でも。わたしにとっての『可愛さ』は、健気で、まっすぐで、かけがえのないものに感じる。こどもなんてまさにそう。

あらためてドーナッツ。ドーナッツが可愛いから、大好き。こどものころから、穴の空いたあの姿にわくわくしたものだ。買ってもらったらなかなか食べないで、じろじろ眺めていた。「はやく食べなさいよ」ってよく怒られたなあ。

突然だが、わたしの『大好き!ドーナッツ!』 5選を紹介する。

1 『大阪・バードカフェ』

TRUCKの家具で食事のできる、お洒落な空間。オーナーが料理家・ケンタロウさんとプロデュースした料理が楽しめる。ドーナッツは『ブランジュリタケウチ』(現在は『生瀬ヒュッテ』)のタケウチさんのレシピである。こんがり揚げられた生地に、砂糖がたっぷりまぶしてある。一見重そうだが、一口食べると、その軽さに驚く。甘みもしっかりあるが、食事をとったあとでも、さくさく食べられてしまう。自家製のカスタードクリームを乗せることもできる。このカスタードクリームが、またふわっとしていて美味しい。ティータイムからは、揚げたてを店内で食べられる。

2 『兵庫・ottimo(オッチモ)』

自家焙煎のコーヒーと、焼きたてのパンが楽しめるカフェ。夫婦で経営されていて、ご主人がコーヒーを、奥様がパンを担当している。幼稚園の近くにあり、店内にはキッズコーナーもあったりとアットホームな雰囲気。さてドーナッツだが、一口食べるとその重さにびっくりする。パン酵母も自家製で、しっかりとしたパンの酵母の酸っぱさを感じることができる。パン好きにはたまらない。しっかり揚がった生地に、季節や日によって変わるフレーバーがプラスされる。あんこ(自家製)、チョコレート、プレーン、などなど。もっちりとした食感もいい。

3      『丸中製菓・キングドーナツ』

スーパーや100円均一ショップなどで売られているのを、見たことある人も多いのでは。5つくらい入っていて、小包装になっていて、分けやすい。わたしの父はこれをよく買ってきて、キッチンに常備している。わたしも小腹が空くと、時々こっそりいただく。淹れたての濃いめのコーヒーに、これがよく合うのだ。

年末にミキのお笑いライブイベントを見るために園田競馬場へ行った。せっかくだからとレースに賭けてみたりして、ぶらぶら競馬場を満喫した。その時に入った売店でキングドーナツがバラ売りされていた。コーヒーや煙草と一緒に売られているそれは、レースに疲れたものたちがほっと心を癒す、オアシスの水のよう。ちなみに1個50円と、いささか取りすぎでは…という思いもある…が、いいのだ。神戸ドーナツでもなくて、黒糖棒ドーナツでもなくて、『キングドーナツ』がおじさんたちの気持ちに寄り添う、ちょうどいい存在なのだから。

ちなみに同じような存在として、駄菓子屋さんなどでよく売られている『ヤングドーナツ』も挙げられる。ヤングというだけに、このドーナツに寄り添うのは、主にこどもや、学生たちである。こちら50円くらい。美味しい。

4 『はらドーナッツ』

ドーナッツは、どうも油分が多いし、糖分の塊だし、食べるのに罪悪感がある。その罪悪感を少し軽減させてくれるドーナッツこそ『はらドーナッツ』である。神戸の老舗『原とうふ店』の豆乳とおからを使った生地で焼き上げられ、口どけもよく、こどもからおじいちゃんおばあちゃんまで安心して食べられる。プレーンだけでなく、チョコレートやナッツなどをまぶしたフレーバーも多数である。以前は数店舗しかなかったが、今は大型百貨店やショッピングモールなどにも出店し、買いやすくなっている。朝食にするのもいいですね。昔ひとり暮らしをしていた時、当時新宿にしかなく行列ができていた『クリスピークリームドーナツ』を頑張って買ってともだちに朝食に出したら、「こんな甘いの無理」と言われた。『はらドーナツ』にしておけばよかったよね。

5 『ミスタードーナツ』

大阪・池田に1号店が誕生し、今や全国区。大勢で集まることがあれば、誰かひとりは『ミスド』を選んで買ってくる。昔ドーナッツといえば『ミスド』だったが、今はドーナッツ人気なので、『クリスピークリームドーナツ』もあるし、パン屋さんにも色とりどりのドーナッツが置いてあったりする。コンビニのドーナッツ商戦も激しい。ローソン・セブンイレブン。でもやっぱり『ミスド』のあの箱を持って行きたくなる。あの箱を誰かが差し出すのを心待ちにしてしまう。オールドファッション、ハニーディップ、ポンデリング。大人からこどもまでを魅了し続ける『ミスド』はいつまでもどこにでもあってほしい。

独断と偏見による5選を揚げてみたが、いかがでしょう。最強の布陣だと思う。おしゃれ可愛い、ほっこり可愛い、おじさん可愛い、ナチュラル可愛い、カラフル可愛い。そして美味しい!これからも思い出にいつもドーナッツの存在があってほしい。わたしにも、あなたにも。

最後に椎名法子さんが所属するグループ、mellowyellowによる一曲を紹介して締めたいと思います。『Kawaii make MY day!』の椎名法子さんのソロ「とりあえず、ド・ー・ナ・ツ!」のところがとっても可愛いので、スマホアプリ『アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ』ダウンロードして、聞いてみてください。超可愛いので。ではまた明日。



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