選挙で決めるコミュニティのリーダー / かかみがはら暮らし委員会
一般社団法人かかみがはら暮らし委員会という地域コミュニティの、今期委員長をやっています。
コミュニティの日々のことを、たまにこちらで書いていきます。
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かかみがはら暮らし委員会、実は去年から「選挙」で委員長を決めることになっています。
私は第一期委員長。
8月で期が変わるので、7月の頭に選挙をやり、引き継ぎをして、8月から新しい委員長が就任します。
任期は1年、連続2年まで。
次は誰になるのか?
少し前に選挙管理委員会も立ち上がり、選挙の方法や選挙までの段取りなどを進めているところです。
実はかかみがはら暮らし委員会は「一般社団法人」という法人格を持っています。
その代表である「理事長」もいます。理事長は任期2年で信任投票をしながら継続していきます。
委員長と何が違うのか?
「理事長」は会社の責任者。
毎年コロコロ変わるものではなく、会社の責任者としてじっくりと腰を据えて会社全体の基盤を作り、コミュニティや事業が円滑に進むように見守っていく立場。
同時に「事務局長」でもあるので、経理や事務などの事務的な処理も事務局では行い、その管理をしていきます。
「委員長」は、コミュニティのリーダー。
コミュニティのメンバー全員からの投票で選ばれ、暮らし委員会のビジョンを掲げ、具体的に実行していく役割です。
毎年選挙で変わるので(最長2年)、団体の空気を滞らせないよう、そしてその時々のメンバーの総意がきちんと反映されるよう、毎年新しい空気を入れ替えていく役目も持っています。
暮らし委員会は「理事長」が会社を支え、「委員長」がビジョンを示し実行する、その2本立てだからこそ今とてもうまく機能していると感じます。
委員長制度になる前、私は「理事」の1人でした。(現在は理事は解散して、理事長のみになっています)
一般社団法人かかみがはら暮らし委員会が設立されてから4年近くたった去年の春。
「まちを楽しむ人たちのコミュニティ」とビジョンを設定したにも関わらずなかなかうまくコミュニティとして機能していない現状をどうにか打破できないかな?と私個人は悩んでいました。
さらにコロナ禍により運営しているKAKAMIGAHARA STANDの営業が厳しくなり・・・理事メンバーはしょっちゅう会議をしながら、この局面をどう乗り切ろうか必死でした。
そのころの私は、コミュニティとは?を考えたり、暮らし委員会自体の先行きを考えたり、暮らし委員会のイベントも抱えたりで心身が疲弊し、キャパオーバーになっていました。
その中で私は、もっといろんな人に相談して進めたい、たくさんの人のアイデアが欲しい!と、単純に「みんなでやりたい」と思っていました。
このままではぐるぐると何も決まらない、ネガティブな日々が続く予感しかしない。
そんな中で、以前から理事の中でも案として出ては消えてを繰り返していた「選挙制」の発想が再び湧き上がりました。
「選挙でみんなの総意のリーダーを決めることで、文字通りみんなの意見を入れたコミュニティを作るべきではないか?」
「みんなで作るコミュニティであれば、関わる人がみんな自分ごととしてKAKAMIGAHARA STANDのことも暮らし委員会のことも考えてもらえるのではないか。」
「そもそもコミュニティってそうあるべきでは?」
という気持ちのもと、思い切って選挙をやって、体制をガラリと変えてみよう!と伝え、少々強引に(もしかしたら反対の人もいたかもしれないけど)実行することに決定しました。
そして言い出しっぺの私含むメンバーの数人で、選挙をどうするか急ピッチで考えました。
立候補者をどう募集し、集めるか。
マニュフェストはどう発表するか。
質疑応答は何でやろうか。
当日の演説&投開票はどうしよう?
そもそもコロナ禍でオンラインしか使えない中、約40名のメンバーがうまく参加できる方法は・・・?
zoomってやつがどうやら使いやすいらしいぞ?くらいの知識の頃に、zoomを使って立候補者の演説をやり、それをFacebookのグループでライブ配信して、Googleフォームを使って投開票をする方法は、あの頃かなり画期的だ!と、思いました。
みんなの知恵が集まり、手作りながらもがんばりました。
そんな風にスタートした最初の1年。
わからないことばかり。
そのころはとにかく「暮らし委員会とは」をみんなで何度も考え、体制を整える作業を中心に、メンバーを増やしながら丁寧にケアしていくこと、イベントや活動を自発的にできる環境にすることなど、がむしゃらにやってきました。
でも、大変だった記憶より充実した楽しい気持ちが大きい。
やってよかったなぁと実感できるから、次もまた楽しい二期目が過ごせるといいなぁと思っています。
現在は、第二期委員長選挙の準備真っ最中。
去年は訳わからずやっていたこともあるので、1年経って改めて、選挙の必要性や委員長とは?など、根本に立ち返りながら、今できる最善の選挙の方法などを選管で決めていっています。
去年と同じ、今年もやはりコロナ禍で集まるのは難しい。
しかもメンバーも70名と増えたので、基本は全てオンラインで行うことに。
普段使っているslackでは主に連絡関係を、配信を中心に使っているFacebookグループの方で、実際の選挙活動から投開票まで行うことに決定。
計画に沿って、立候補者が選管に届けを出し、マニフェストなどを提出し期日にFacebook上で公表。
その後は、タイムライン上で質疑応答をやり取りしつつ、無記名でもできないか検討中。
実際の選挙日はライブ配信をして、その場でGoogleフォームで投票する去年と同じ方法をなぞる予定。
選挙自体に興味を持ってもらい、立候補者が出てくれるように、この1ヶ月ほどの間は盛り上げられるように選管と有志のメンバーがきっと頑張ってくれるでしょう。
(私は現委員長なので直接的には選挙の管理には関われません。)
かかみがはら暮らし委員会の委員長選挙は7月8日。
もちろん、メンバーしか参加も見ることもできませんが、大切な1日になるとおもいます。
メンバーの皆さん、参加してね!
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