雨の日は休もう。

雨だ。

今日はまあまあな雨だ。


雨の日休んでもいいかも説、を説きたい。



もし自分らしく自由に仕事やお店がやれるなら、「雨の日は休んじゃう」「晴れの日にお店にいます」みたいなこともいいなあ・・・と思った。

お店をやっていた頃の「雨の日」の認識は、「お客様の数はかなり減るけど、絶対に買いたい気持ちの人が来るから侮れない日」という位置付けだった。

でも、売り上げだけ見るとやっぱり晴れの日よりは少なくなる傾向が高い。


無理やり「雨の日特別デー」みたいに特典をつけたり、サービスしたりするお店もある。

どのお店も、雨の日はやっぱり苦戦しやすいのだろう。

そんな雨の日に無理してお店を開けて、逆にせっかくの晴れの日に定休日だからと休む・・・というのも、なんだかな〜って気持ちもあったりする。


雨の日って、単純に「外に出たくない」って気持ちになりやすい。(私はそう)

自分がお客様である立場の場合、雨の日にまでわざわざいきたいお店ってどれくらいあるのかな?

「雨だからやめとこ・・・」「雨か、まあ明日でいっか」と思ったこと、私は何度もある。


まれに、どうしても今日買いたいものがあるからとか、理由があるときは行くし、知人のお店ならあえて雨の日の方がお客様少ないかな?とわざと雨の日に行くこともあるけれど、できれば雨の日は出かけたくないな。。。



雨の日は世の中のお店、みんなお休み・・・

明日、雨予報だからおうちで料理できるように準備しとこ・・・

雨は家でゆっくりできるからいいね。

なんて。

雨の日の「休み」の話じゃなくて、仕事があったけど雨だから休む、みたいに「働き方」にまで及んで、、、社会がそんなふうになったらちょっと面白いな。

コロナ禍の今、「仕方がない、今日は休みだ」みたいな感覚に慣れた人も多いと思うから、尚更「働き方」とか「暮らし方」とか「休み方」たいなものを、もっと自分にわがままに見直してもいいよな、って思う。



雨の日はゆっくり家で過ごす。

私なら、雨を見ながらネコを撫でよう。

雨が葉に当たって落ちるときの、葉の上下の動きをネコが見ている。

飽きもせずずっと、雨の動き、葉の動き、風の流れを見ている。

ネコと一緒に見ていたら、私も雨の日の家での過ごし方が楽しくなるかもしれない。


料理を作る。

雨だから買い物に行かない、食事は冷蔵庫にあるものだけ。

そもそも雨だと気圧のせいでちょっと頭が痛かったり、だるかったりもするから、結局作るものも「適当になんとなく作れるもの」になっちゃうけどそれでいい。

インスタントの麺とかあれば十分。


雨の音が結構大きく聞こえるから、家の中もこもったような雰囲気になる。

雨で、家と家が分断されて、人は皆家の中で別れ別れで過ごす。

晴れになると分断がなくなり、人々は交流する。

道が道をなして、庭も公園もなだらかに他の場所と繋がって、空気が行き来する。

雨になるとまた、家にこもる。

広がって、閉じて、広がって、、、その繰り返し。たまに繋がり、たまに離れる、そのバランスが、雨の降る確率とリンクしてちょうど良い気もする。


いつか、晴れるから。

雨もいいじゃない?って思える気がする。


今日は雨。

休もう。


***


お店をやる視点から、「雨の日の売り上げって実際どうなの?」を【noteサークル限定記事】に書きました。(約1500字)

雨の日に休むか休まないか、雨だからと言って売り上げが落ちるわけじゃない理由など、長月のデータから考えました。

ご覧になりたい方は、ぜひサークルで。↓

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