【産婦人科のリハビリ日記】#21. エクササイズしたくても痛みでできない
単体の産婦人科クリニックは
スタジオが併設されているところが多く、
医師の許可が出ている妊婦さんや産後のママが
プログラムを受けることができたりしますよね。
私もクリニックで2人出産しているので
そんなプログラムの案内がありましたが
結局1人目の妊娠中にヨガを一度受けたのみです。
腰が痛くてできない姿勢が多かったから...
産後に至っては
仙腸関節痛と尿もれで
有酸素運動はとてもできませんでした...
■運動するために整える
産前産後の運動は
妊娠糖尿病・帝王切開・器械分娩のリスクを下げる
(https://www.obgproject.com/2020/09/22/physical-activity-exercise-during-pregnancy-and-postpartum/)
など色々効果があるとされ
推奨されているのですが
結局痛みがあったりすると
運動したくてもできないんですよね。
リハビリの外来にも
結構そんな妊産婦さんは見えていて
●体重管理のためにもウォーキングしたいけど恥骨が痛くてできない
●エクササイズに参加してみたら膝が痛くてできなかった
こんな訴えも割とあります。
運動そのものを伝えることに関しては
インストラクターさんにお任せしつつ
理学療法士の役割としては
こういうフィジカルなトラブルに対して介入することで
QOLをあげるお手伝いをすることだな
って思ったりしています。
役割分担ですよね。
■ボディーワークに学ぶ「気づき」
体を動かす中で、自分の体に気づくことができるのが
ボディーワークのすごくいいところだと個人的には思っています。
そんな「気づき」が自分の体を変えていく
って思うんですが
理学療法士もそういう部分を担えるといいなぁって...
●体の違和感に気づく
●普段の体の使い方に気づく
●痛みが出る時・出ない時に気づく
そんな気づきが
段々生活習慣の中に溶け込んでいくと
体ってどんどん変わっていきますよね。
改善にもつながるし、
トラブルが起こりにくい状態(予防)にもつながる。
直してあげられる知識も技術も大事だけど
自分で体を変えていくプロセスのお手伝いが
もっとうまくできるようになりたい。
って最近すごく感じます。
サポートいただけるととっても励みになります!