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【レポ】繋ぐ!産婦人科リハビリテーション オンライン学会もどき

先日、オンラインのライブ配信で開催された

繋ぐ!産婦人科リハビリテーション
〜オンライン学会もどき〜

今回活動報告の発表者として
そして運営スタッフとして
関わらせていただいていたので

そんな私目線での(笑)
レポを残しておきたいと思います。



■テーマは「繋ぐ」

・職種を超えて繋がる
・地域を超えて繋がる

専門職同士がお互いの職業を理解しあい、
地域内で繋がり、さらに全国で繋がり...
そうすることで全国で困ってる妊産婦さんに
必要なケアが行き届くことを目指したもの。


実際、私もたくさんのご縁をいただき
繋がることができました。

■学会全体の内容や雰囲気

ご参加人数は270名以上!

◉産婦人科医の先生:「妊娠後骨粗鬆症」のお話
◉理学療法士・ドゥーラさん・助産師さん:ケーススタディ 10例
◉活動報告:3例
◉整形外科医の先生:「産前産後疼痛外来」のお話

ノンストップで10時から17時近くまで
ずっと配信がありました!笑

非公開のFacebookグループ内での配信でしたが
休憩もないプログラムで丸1日続くにも関わらず
常時150〜200名の方が接続されていることに
びっくりでした。関心の高さが伺えますよね。


しかも、どの発表にもすごい数のコメントや質問があり
あがってきたコメント自体にも
皆さんからの「いいね」がたくさんつくような
温かい場でもあり...

みんなが一つのキーワードで
想いを共有できた
ような気がして
本当に貴重な時間だったなぁって思います。


■裏方として

裏方としてはデザイン係として
ヘッダーを作らせてもらいました。
(もちろん素人ですよ...)

そのお役目で呼ばれるとは思ってもおらず!
こういうのちょっと得意でよかった〜
ってすごい思いました
←笑

この人に声かけよう!って
思い出してもらえるのって光栄ですよね。

デザインは普段から
必要なものを自作しているだけの素人ですが、

得意なものが一つでもあるのは
意外な仕事に繋がる
んだな
ってここでもご縁を感じたりしてます。



運営面では私は画面越しにチェックしていたりする
サブスタッフとして関わらせてもらっていました。


1週間前からリハーサルにつぐリハーサル。
起こり得るリスクを事前にピックアップして
万全の体制を作り上げていく様子を
近くで見ていて本当にすごいなって...

大人になってから
こういう社会勉強できる機会って
あんまりないですし、
本当に私、恵まれています...


今回の主催団体さんは
関東で活動されているWomen's Body Laboさん。

Laboの皆さんのチームワークのよさと
個々の思考力の高さと行動力の凄さ...
問題解決の仕方
指示の仕方
疑問の投げかけ方

夏から一緒に準備をさせてもらってきて
「組織」「チーム」のあり方も
本当に理想的で、私は1人幸せを噛み締めておりました。


でもこれだけ大きな規模のイベントの運営を
させてもらったことがなかったので
こういうのって本当に大変なんだなと
数日前から続くLINEのやりとりに
完全に目を回しておりました。


当日もグループLINEがもう...すごい量で動く!!!

それぞれが離れたところから
各々の仕事をしているからこそなんですけど、
これだけ綿密に細かい確認ややりとりがあれば
リモートでもここまでのことができるんですね。

\朝から臨戦態勢!/

全てを手に届く範囲にスタンバイ!
おやつもちゃんと用意!!!←


■各発表を受けて...

 ◉妊娠後骨粗鬆症

実は過去に、
妊娠後骨粗鬆症なんじゃない?
っていう方に出会ったことがあります。

腰が痛すぎて起き上がるのがやっと。
っていう方でした。
(後に整形外科で「妊娠後骨粗鬆症」と言われたとのこと)

\妊娠後骨粗鬆症についての詳細/

今回改めてそのお話をきちんと詳しく
産婦人科の先生から伺うことができて
本当によかった。

知らないって怖いです。


 ◉ケーススタディ

◉理学療法士さんによる仙腸関節痛・恥骨痛に対するリハ。
◉高度医療機関での非医療的な関わり。
◉アメリカで活動するドゥーラさんによる産前産後への関わり。
◉助産師さんによる出産への関わりや切迫早産に対する関わり。
などなど10例も!!!!

「妊婦さん」「産後のママ」を対象にするのって
医学的なリスクについてはもちろん大事なんですが

お一人お一人の背景精神的な部分にこそ
目を向けておくことの大切さを
改めて感じました。

◉「できない」と自分を責めているかもしれない。
◉無理をして頑張ろうとしすぎているかもしれない。
◉望まない妊娠だったかもしれない。
◉過去に流産や死産を経験しているかもしれない。
◉ご家族との関係性が難しいかもしれない。

本当にいろんな方がみえるんですよね...

そうじゃなくても
この時期ってとにかくデリケート。です。
信頼関係の構築の重要性をひしひし感じます。


 ◉整形外科内の産前産後リハビリ

実際に整形外科の中で5年も取り組まれている
整形外科医の阿波康成先生のお話も
とっても興味深かったです。

ママたちにも
いい先生に出会ってもらえたらいいなって思います。

いずれ子供がケガをすることもある。
(我が家も早速6歳の長男がねんざを...)
そんな時に、自分が信頼できる先生を知っていたら
子供のこともスムーズに行きます
しね。


阿波先生のクリニックは
院内の環境も先生方がママに寄り添う気持ちも
本当に産前産後の方のことを考えて
作られているんだなぁって感じました。

整形外科と産婦人科が繋がってくれていたら
妊婦さんでも行きやすいですし
ベビーカーでも入れたり
赤ちゃんを寝かせる場所があったりすれば
産後のママもきっと行きやすいんじゃないかって思います。


こういう形も広がるといいなぁ。


■私の活動報告もさせてもらいました

今回は私自身も発表をさせてもらいました。
大勢が集まっている場所で話すのは
緊張するのが想像できるんですけど、

誰の顔も見えない場所で話すっていうのは
反応がわからない........!!!!!!
っていうまた別の緊張感がありました。


なんとか終えたものの反省点は多々...
伝えたいことをもっと端的にまとめないと
いけなかったな〜って思ったので
また次の機会に活かします。


個人的な反省は色々あったんですが
そんな拙い発表でも
終わってから恐る恐るコメント欄みてみると
すごいたくさん温かい反応をいただいていました。

本当にありがとうございます。

さらに、発表が終わった段階で
業界の先輩方が個別にメッセンジャーで
ねぎらいの言葉をかけてくださったりして

もう、本当、温かい...!!!
大好きです!!!ってなりました←


■私の今の活動について簡単に

発表の中でも簡単にご紹介しましたが
なかなかそんな機会もないので
ここでも少しだけ書いておきたいと思います。

◉産婦人科クリニック
◉東海ウィメンズヘルスサポート研究会
◉自宅サロン


このnoteでは基本的に産婦人科での活動についてや
専門職向けの内容を書いているんですが、
実は自宅サロンでの取り組みはこちら▼で

運営している団体での取り組みはこちら▼で

それぞれ発信をしています。

SNSも色々やっています。

●Facebook:主に個人的なこと←
●インスタ:自宅サロンのこと・体の使い方のこと・活動のこと
https://www.instagram.com/coral_rhythm/
●Twitter:体の使い方のこと・活動のこと・ただのつぶやき
https://twitter.com/s_size_9

SNSは専門職の方ともたくさん繋がっているんですが
基本的な発信は一般のママたちに向けたものが多いです。

それだけ困っている人が多いのと
普段臨床していて
日々の生活の中での体の使い方が
いかに大切かをママたちから教わっているので

SNSで発信することで、それを見つけた方が
ちょっとでも毎日が過ごしやすくなってくれたらいいな
と思ったりしているから。です。


そして、
研究会のみんなと妊産婦さんのために
こんな冊子を作ったりしています。
(学会もどきでもたくさん関心を持っていただき本当にうれしかったです)


■健康を未来へつなぐこと

私の発表の最後はこんなスライドでした。

1人の女性がその先の人生も
心身ともに健康でいられるように...


産前産後のタイミングで
痛みやトラブルがあるのであれば
そこに気づいてケアに繋げていけるような
そんな社会が当たり前になるように...


そのために
私はこれからも走っていきたいと思っています。

理学療法士はそのうちの極々一部しか
関わることはできないけど
各専門職の方と一緒に
妊産婦さんを支えるピースの一部分を担えたらいいなぁって。


体が変わることで
気持ちが変わることもあるかもしれないし
正しく体を評価してフィードバックしてあげるだけで
不安が少し和らぐ方も実際にいたりします。

これからもママたちの健康を未来へ繋ぐために
私も細々と頑張っていけたらいいなって思っています。


■最後に

今回いろんな形で関わらせていただいて
すごく大きな経験になりましたし
テーマどおり実際にたくさんの方とつながることができました。

本当に有意義な時間をありがとうございました!!!


サポートいただけるととっても励みになります!