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産科理学療法士のひとりごと

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まだまだ少ない「産婦人科でのリハビリ」を担当している理学療法士が綴る頭の中。
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#腰痛

【産婦人科のリハビリ日記】#12. わずかな事も妊娠中には不調につながる

産婦人科でリハビリをしている理学療法士が 妊産婦さんとの関わりの中で思うことを綴っている \産婦人科のリハビリ日記/ —————————————————— 妊娠中ってホルモンの影響で 靭帯が弛緩するので ちょっと普段よりも体がデリケートなんですよね。 ●中手指節関節の弛緩は、妊娠初期から妊娠後期にかけて11%増加した ●Beightonスコアは妊娠後期に有意に高かった(p <0.05) ●股関節と腰椎の柔軟性は、妊娠後期に足底中指間距離の有意な増加を示した(p <0.

【産婦人科のリハビリ日記】#8. 一般の方の腰の定義はやたら広い

産婦人科でリハビリをしている理学療法士が、 妊産婦さんとの関わりの中で思うことを綴っている \産婦人科のリハビリ日記/ ———————————————— 腰が痛いって来られる方の 「腰」の定義はやたら広い。 「胸腰椎移行部辺り」〜「殿部」まで 一般の方からしたら「腰」。 いや、その言い方を否定しているのではなくて セラピスト側がその認識が甘いと 評価する前に勘違いするので 要注意だねって話です。 だから「腰が痛い」=「骨盤ベルト」 なんて言うのは 完全に言葉の定義を