【詩】仮面の微笑み
カランと音が鳴る
それを合図に笑顔の仮面をつける
これは生きていくためだと
自分に言い聞かせ普段よりもワントーン高い声で
愛想をふりまく
そうやって人と接すると
内側からもう1人の自分が顔を出す
ああ、うまく演じているな
と自分を褒めたくなって
もっと演じたくなるから不思議だ
でも時々
仮面をつけた自分が
ヒトではない何か、のような気がして
自分という存在が足元から崩れ落ちる感覚に
襲われる
虚しい
からっぽの存在
そんな時は
内側から自分を思いっきり抱きしめて
ここに居ていいと、繰り返し伝えながら
ゆっくりと瞳を閉じる
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