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電話のメリットとデメリット

電話というツールのデメリット

電話をかけるという事は、LINEやメールの手段が発展した今、かなり嫌がられる前代的行為だと思われる人も少なくない。

特に、堀江貴文さんが「電話をかけるやつとは仕事をするな」と言っていたように、電話をする事がビジネス上で仕事のできない人のような印象が持たれてしまっている。

時間もかかるし、何より電話がくると、着信の音に驚いてしまう。

また、多くの連絡手段がメールやLINEに置き代わった事で、そんなにどこでも電話が鳴ることが少なくなった。

一昔前、1998〜2000年の頃は、携帯電話の着信音(音楽)を買っていたりして、その人の個性が着信音からも垣間見えていた。
一時は、曲を打ち込みしていたりしたのだろうか。先輩にドリフの音楽を打ち込みしてもらって感激した記憶がある。

いずれにしろ、懐かしい記憶だ。

話を戻します。。。

携帯が鳴る。今では正確にはスマホが鳴ることがと言ったほうがいいだろうか。突飛な音楽を着信にする人も少なくなった。

今では、黒電話の音が一番しっくり来ているようで、大抵は「ジリリリン」という音だけだ。
そして、着信があった時には多くの場合、登録していなければ知らない電話番号が画面に表示される。

これに心理的な拒否感を覚える人も少なく無い。

ビクッとしてしまう事もあるだろうし、近くにいる誰かが覗き込んだりする可能性もある。

iPhoneとiPad両方持っている人は挙げ句の果てに、iPadまでが同時に反応してしまう世の中だ。

あと、電話でのやりとりのデメリットは「言った言わないの記録」が残らないという点。

記録に残っているということは、大きな強みだ。

その点、LINEはスピードや入力の便利さから言って最高のツールだ。

それでもある電話のメリット

電話で声を聞く事で文字や文章ではわからない感触、手応え、感情など多くの情報が得られる事もある。

そして、声自体に温もりや声の魅力(聴きたかった)があり、こればかりはキスト文字では、伝えきれない事もあると思う。
時に両親や恋人、家族にはメールよりも電話をした方がいいことも多くあるのでは無いだろうか。

(そもそもビジネスとプライベートを一色単にすべきでは無いので、そこはわきまえていらっしゃるという前提で。)

そして、特に謝罪であったり、申し訳ないけれどもなんとかならないかというような場合には、変わらず電話の方が真摯だ。
メールだと、「簡単に済ませようとしているなコイツ」と思わせてしまう事もある。

仕事でもそうだが、『声色』というものもあり、声ひとつ、電話応対一つで「むむっ、この人はできるな」と思わせる(演出される)事ができる。

「メールよりもやっぱり話さないとね」と言ってくれる人もいるし、「スピード感がある」と言ってくれる人もいる。


お金を稼ぐことは信用だと言われる。

信用を稼ぐことは、相手を信頼できるかどうかにかかっている。

メールで言った言わないのドキュメントとして残す事も必要だが、言語のコミュニケーションを加え、確認をしていく事でビジネスというものは言わずもがな強固なものになっていくのではないだろうか。

まとめ

電話は非効率的かつ仕事ができないヤツのやる事とバッサリ切り捨てるのではなく、両者を使い分ける事が重要だと考える。

時間が無い方には、「メールやLINE」がいいし、「一言説明に来いやー」っていう場合やあえてココで文字で残したく無いというばあいには電話が役に立つ場合もある。

要は、目の前にあるツールを、新しいものが最善という凝り固まった考え方で傾倒しない柔軟さが必要だと考えるのだ。

何よりスピード感と重要な状況の時には、迷わず電話を利用すべきだ。

自分が当事者になった場合には、そう考えるであろうが、受け手側の時にそのような気持ちで相手をしっかり受け止めてあげてほしい。



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