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ジビエでSDGs?!

先日会社の食堂で「ジビエのSDGsコロッケ」なるメニューが。カーボンニュートラル部署に異動したばかりの私としては、これは食さなければ!と迷わず選びました。中身は鹿肉ミンチのポテトコロッケ。さてお味は・・・?!

その前に、なぜジビエがSDGsなのか?については、野生動物による農作物への被害を防ぐなど色々あるので、一般社団法人猟協さんの記事をご覧ください。ここでは、ジビエと温室効果ガスについて、カーボンニュートラル部署の新人目線で分かり易く解説します。


温室効果ガス排出1位は、みんな大好きあのお肉!

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こちらのグラフは、Our World in data というサイトが出している、食品1キロあたりの温室効果ガス排出量をランキングにしたものです。

ダントツ一位は、Beef!牛肉!

え?!ちょっと聞こえなかった。何かの間違いでしょ?うそうそ!もう一回見てみよう。やっぱりビーフ!しかもぶっちぎりの1位(笑)

うそでしょ~牛丼、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ 大好きなのよ。っていう牛肉Loverの皆さん、目を背けないで!牛肉めっちゃ排出してっから!

しょうがない、これが現実。では一回心を落ち着かせて中身を見ていきましょう!

牛の温室効果ガス排出はまさかの理由!

グラフの色分けは、食品が作られる過程のどこでCO2が排出されているのかを表しています。緑の「Land use change(土地転用)」と茶色の「Farm(牧場)」が目立ちますね。

土地転用による温室効果ガス排出は、牧畜するために森林伐採をする事が理由です。では牧場はどういう理由でしょう?

牛の餌となる飼料の生産や、排泄物の処理などがあげられますが、最も多い理由はなんと、「牛のゲップ」。

牛は4つ胃袋があり、食べ物を反芻するときにめちゃめちゃゲップを出す。そのゲップに含まれるメタンガスが影響しているとのこと。まさかの理由で驚きです。

ジビエはどうして温室効果ガスが少ない?

ではジビエの話に戻りましょう。

ジビエは野生の鹿、猪、鳥などのお肉です。

もう皆さん想像ついているのではないでしょうか。そう、ジビエは牧場がいらない。野生なので。森林伐採どころか彼らは森林に住んでます。あと、ゲップしない。するかもしれないど牛みたいな胃袋の構造じゃないので、大量のメタンは出ません。

最近ジビエレストランなんぞが都会にはあるらしいですよ。あとはネットでジビエ肉を注文できます。

そうそう、ジビエのSDGsコロッケのお味の感想に戻りましょう。

臭みがなく、あっさりしたお味。牛肉のような風味やコクは少なめでしたが、とっても美味しかったですよ!

おうちでゆる〜くカーボンニュートラル。

もしジビエを食べる機会があったら、SDGsを感じながら味わってみてください。








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