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この夏の旅2

イルクーツク国際空港に着いたのは確か夜8時ごろ。しかし外はまだ明るく、綺麗な虹が暖かく私を迎えてくれました。その写真を撮ろうとしたら怖い顔をした空港職員か警察と思われる人に注意されました。ロシア初上陸は虹と怖い顔というのが第一印象でした。

翌朝同じ空港からモスクワに移動予定だったので空港泊をしようと思っていたのでホテルの予約はしていませんでした。少し時差ボケと移動疲れで横になって仮眠を取りたいと思い、空港周辺を少し歩いたのですが、宿泊施設を思われる場所は見当たらず、カラオケバー、24時間レストラン、バス停の前の売店ぐらいしか周りにはありませんでした。そこで再度空港に戻り、そこで夜を明かすことに決めました。

今回の私が持っていった荷物は1ヶ月旅ができる衣類やちょっとした軽食(インスタント味噌汁、インスタントコーヒー、インスタントラーメン、韓国製カロリーメイトもどき)などを入れたバックパックと小ぶりのメッセンジャーバック(中には貴重品や単行本など)の2つでした。パスポートは韓国のダイソーで買った簡易型パスポート入れ(腰に巻けるような形)に入れて移動時は常に携帯していました。それからロシアVISAの代わりとなるFAN IDは首から提げて、その上に服を着ていました。

空港の出入りにはまず厳重なセキュリティチェックがあり、荷物検査と身体検査がありました。そこには制服を着た怖い顔をした職員が常に待機していました。そのチェックを終え、ようやく空港の国内線待合スペースに入れました。そこでまずSIMカードを購入しようと探したら、先にロシア入りしていた友人から聞いていた携帯会社の看板が目に入りました。そこでカウンターにいた女性に値段や使用方法などを聞き、すぐに韓国から持ってきていたサムソンの携帯電話に入れ替えてもらいました。値段は思ったより安く1000円ぐらいだったと思います。その後少しお腹が空いていたので、どこか長居ができそうなレストランかバーはないかと探してみたら、地元の人で賑わっているレストランを見つけふらっと入ってみました。そこではワールドカップの中継をやっており、おじさんたちが食べたり飲んだりしながらサッカーを見ていました。

3へ続く


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