仕事をはじめたころは、参拝ばかりに力を入れていた
以前自己紹介で綴ったように父方は陰陽師、母方は赤穂義士
この家系の面白いところは、父方も母方もともに「陰陽道」を主軸に扱っていたということだ。
父方の祖母は、早くに他界したので、私の記憶することはかなり断片的だが、いつも真摯に祈りの時間をとっていたのは、幼心にも鮮烈に記憶に残っている。
母方の祖母は私を連れて菩提寺(土地の寄進をしているのでなんとなくの実家感がある母方の菩提寺)や、ご縁の深い神社にと出かけていた。よくしてくれたと記憶している神社は母方の祖父の家が代々その神社の宮守をしていて、神社創建の歴史から地域文化伝承が全て我が家に保管させていた。
よって、必然的にバイトができる年齢になると、その神社で巫女のアルバイトをしていた。
その神社で挙式を挙げるカップルや、奉告や奉納される崇敬者さまにもご奉仕させていただいていた。
表に向けて開示できないような「トップシークレット❣」
な諸々もあり、高校生という以前から、神社でお寺でまた、神降ろしをする祖母たちから学ぶことがたくさんあった。
バイト巫女ではない、「巫女」を家系から継承してきた形で私は生業にしそれらののとを提供し始めたのだ。
霊的な能力について少し話すなら、私は「巫女(神降ろし)」と「審神者さにわ(神の意図の深層部の解読)」の両方を生業として、提供することにしたのだ。
もう15年も前の話だ。
それまで、子育てが一段落するまでに、この道(霊的な能力を活かす仕事)を継承するのに自分なりの葛藤があった。
そのころの話はまた、改めて綴ることにする。
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