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羊の脱走、そしてチリ猫の帰還。

小さなムン島には小さな映画館があり、なかなかいいチョイスの映画をほとんどボランティアみたいなおばちゃん達が上映してくれています。

先週、19時から始まる映画を観にいく前に、羊達の水がちゃんとあるかなど確認して出かけ、21時ごろに帰宅。犬の散歩を兼ねて敷地をまわっていると、羊達がいるはずの牧草地に犬が駆け回ってます。

どうやって入った?!狩猟本能がハンパないココは以前、羊達を追いかけ回して大変だったので、慌てて牧草地へいくと、入り口のドアが開けっ放しになっており、羊がどこにもいません。

このドアはロックがうまくかみ合わず、閉める時にちゃんと確認したと思っていたのですが、強風で煽られて開いてしまったようで、羊達、絶好のチャンス!と脱走。

犬をとりあえず呼び戻して家に入れ、お隣さんと話していたヘニングを呼び戻し、捜索する事3分ほど、家の前の麦畑の奥の方にかたまっているのを発見。みんなのんきに、収穫したての麦畑の地面に落ちている麦をもりもり食べています。

私は必死に彼らが大好きな種ミックスをバケツに入れて揺すりながら、適当な名前で呼んでいると、目の前の草むらから「にゃー!」と2週間前に失踪したチリが!えー!チリ?嬉しいけど、それどころじゃない!

嬉しくて仕方ないようで、足にまとわりつきまくるチリでよろけつつ、羊達の行方を追っていると、ヘニングがそろりそろりと近づいていき、種ミックスでおびき寄せると、彼らは自力で牧草地に戻っていきました。

羊を飼い始めてわかった事ですが、彼らと接するにはとにかくクールに、穏やかに接することが大事なようです。前回の毛刈りニックさんが来る前に捕獲するときもですが、こちらがパニクると羊達はその10倍くらいでパニックになるので。

さて、戻ってきたチリ猫。ヘニングがこしらえたチリ用の階段を難なく登って、その夜は我々の寝室へ。よっぽど帰って来られたのが嬉しかったのか、その日は夜通しハイパーでしゃべりまくり、鳴きまくり、頭突きと前足でもみもみ(爪が痛い)をし、完全に我々を寝不足に陥れてくれました…。

なんだかカオスな1日でしたが、とりあえず一家全員集合です。

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