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煙草をやめる

煙草はお金がかかる。
だからやめよう。
と考えた私がどうやって禁煙したかを考え方と行動、そして結果を綴っておきます。
誰かの参考と後押しになれたら喜びこの上ない。

こう考えた

もともと30歳を過ぎた私の人生のテーマは明るい老後を迎えること。
そのために、昨年着手したのは、家計(特に支出)の見直しでした。
老後のための蓄え、その最適解はまず積立NISAとiDeCoと結論づけた私には、その資金をどこから捻出するのかが非常に重要なテーマでした。

そして、今更初めて知った恐ろしい新事実。
私の月間支出の15%が煙草代。
年間で数十人の諭吉様が文字通り灰燼と化していたのです。こわっ!
これはダメだ、と思いました。

実は私、煙草を吸っている自分も好きでした。
煙草代の内訳の大半が税金だと知っていてもなお、私は高額納税者よ、と声高らかに紫煙をまき散らせていました。
私なりにプライドを持って煙草を吸っていたのです。
だから、煙草をやめようと思うことはおろか、本数を減らそうとすら思ったこともありませんでした。
で、そんな私でしたが、数字と金額で考えた結果、プライドを持ってやめる決意をすることにしました。

こう動いた

そんなわけで煙草大好きな私が禁煙を決意したのはいいのですが、いきなり壁にぶち当たることになりました。
自力とか意志とか根性では無理だっ!
煙草好きすぎる、うますぎる、心に優しすぎるし、都度都度必要すぎる。

地元の禁煙外来を検索しました。
皆さん、ご存じですか。
煙草をやめたい人が受診する禁煙外来には保険が適用されるところもあるのです。
餅は餅屋、専門家に任せてみることにしました。

禁煙外来と処方箋

呼気に含まれるニコチン量を計測されました。
毎回計測することで、成果を数字で見られるので、禁煙の励みになるようです。
そして、担当の医師との問診。
簡単な書式の契約書?のようなものを出されました。
担当医師と私、そして私の家族の署名欄があります。
医師:禁煙をサポートします。
私:(具体的な日付)から禁煙をします。
家族:(私の)禁煙を応援し、サポートします。
というようなことが記載されていました。
そして、禁煙用の薬をまずは2週間分処方されました。
最初の1週間は馴らすためにも適正量の半分ずつ、この間は喫煙可。
次の1週間は適正量を一日1回、ここから禁煙の指示。
ここで再度受診し、呼気の計測と経過確認、そして次の2週間分の処方箋をもらうという流れでした。
この薬は、煙草を不味く感じさせる効果と、若干のニコチンを含んでいるために、禁断症状を軽減する効果あるのだそうです。
効果はてきめんでした。

禁煙成功

約10日経つ頃、煙草が不味くて不味くて本当に辛くなりました。
吸うと、吐き気を催すレベルでした。
さらには、自分の車に染み付いた煙草の匂いでも吐き気。
病院と薬には頼りましたが、決断してから2週間経つ頃には、禁煙が成功していました。
それ以来、煙草は口にしていません。

その効果

煙草をやめたことで、いろいろな良い効果を実感することができました。
以下、その一部。
〇煙草代を投資に回せるようになった
〇外出の度に煙草とライターを探さなくて良い
〇喫煙可能な飲食店を探し回らなくても良いので、選択肢が広い
〇飲食後の一服のためにイライラしない
〇相手や猫たちにウザがられない
〇部屋や車がキレイになった
〇煙草を吸わない異性からのアプローチが増えた
〇コンビニへ行く回数が減った
〇灰皿や喫煙所を探し回らなくて良い

もうね、良いことづくめです。
特に、経済的に、そして健康と精神的にめちゃくちゃ良いのです。
こうして私は老後の資産形成の土台を作ることに成功しました。
無事に積立NISAを始めることができました。
もちろん健康にも良い、精神的にも気分がラクです。
お金がないと嘆きつつ、または体力がないと嘆きつつ煙草を吸う方もいらっしゃいますが、不思議なパラドックスだなぁ、と今は思います。

資産形成と禁煙、健康促進と禁煙、メンタルヘルスと禁煙
抜群に相性がいいですよ。
いつかやめようと思っている方、本当は身体に悪いなと思っている方、ものは試しで初めてみてはいかがですか?

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