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40歳になってしまいました

昨日9月12日に40歳の誕生日を迎えました。
まあ、ゲイが歳を取るっていうのはね、キツいよね。いつまでも若くはいられないとは頭ではわかっていても、若さが全てというシビアな世界で自分の価値が失われてしまうのはひたすら怖かった。

でも色々覚悟をしていたのでショックは少なかったかな。千住のお兄さんお姉さんたちが楽しく毎日を過ごしているのを見て「中年も悪くはないわな」と思えるようになった。むしろここまで生きれたことに感謝すらしてしまった。
身体の病気、心の病気、事故、生活習慣。人が病むことなんてゴマンとある中、健やかに毎日を生きてこれたのは奇跡です。嬉しい。
超絶ADHDライフで部屋も汚いし、仕事だってできることとできないことの差も激しく、感情の起伏もまあまあある。なんなら貞操観念もなく、好き勝手に生きてきました。今もガスが止まっているし、家の鍵もまた無くした。どこかでツケを払いながらバランスをとってギリギリで生きている。
去年、激務だったイベント業で本当に病みそうになって全てを投げ捨てた。でもありがたいことにジュースバーでお店をやらせてもらって、結果的には潰してしまったけど、なんとかまだ自分が動けることがわかって。穏やかな昼職も見つけられた。
40になるというのにまだまだ日々生き方を模索中です。自分にできることもできないことも見えてきた。夢なんて大それたものはないけれど、好きなお店で好きな人たちとお酒を飲めることが幸せ、なんて言ってるからこんなにアル中になっちゃうんだ。
誕生日も好きな店で過ごさせてもらった。もうすっかりおじさんなのかおばさんなのかもわからないような生き物になって、肌だって昔より汚いし、油断をしたらすぐ太る。お金だって全然ない。でもいいの。多くは望まない。笑ったり、笑わせたりしてるだけで幸せでございます。



同年代のひとたちがたくさん稼いだり、役職がついたり、家庭を築いたり、家を買ったりしてるのを見ていて、焦ったり羨んだりしていたけど、もうこの歳になると諦めがついてしまった。生きてるだけで丸儲けなんだよ、本当に。親も健康だし、飲み友達にも恵まれてる。

あとはちゃんと運動して、飲みに行く頻度も抑えて、たまにやんちゃなホモ遊びもして、健康的に慎ましく生きていければいいかな。先日はまた推しのプロレスラーに会えました。それだけでとても幸せ。飯野さん好き好き。

もう40。いつまでも遊んでられる歳ではなくなったけど、いつまで遊んでられるか本気で勝負。




40歳の私もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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