マガジンのカバー画像

季節のからだ便り

32
足で体をほぐす足踏みセラピーの現場で感じたこと、知ったこと。季節ごとに変化する体のこと。
運営しているクリエイター

記事一覧

冬をあたたかく過ごす2つのコツ

足踏みセラピーの現場から。 この秋、関東地方は例年よりも暖かい日が続いています。 それでも着実にやってくる、冬の訪れ。 お布団は出しましたか? 暖房の準備は? 衣替えは済んでいますか?? 寒いというだけでも、人は悲しくなったりもするものです。 健康にも影響しますし、なんと、低すぎる室温は寿命にも影響しているとか。 エコが気になる、暖房費を節約したい、冬は寒いのが当たり前だから温かくすることに罪悪感がある、、、など。暖房をついつい我慢してしまう理由、ありますよね。 日本

肩こり対策。にゃんにゃん招き猫体操

足踏みセラピーの現場から。 セルフケアの解説はなぜか真面目に書いていてもふざけた感じになってしまう。なんでだろう。 2匹のハムスター(うでのねじれとり)とか、大きな栗の木の下で(巻き肩対策)とか、お腹が痛くなった仏さま(腰痛防止)とか、、笑 かんたんで印象に残ったほうが続けやすいよね、、と思うだけなんですけどね。 それで今回は、「にゃんにゃん招き猫体操」です。毎度おふざけ申し上げます。 本来肋骨の外側でゆるゆる動くはずの肩甲骨。周囲が硬くなっていると、肩回りの動きも血流

40年前の足踏みセラピーが時を超えてつながったこと、変わったことと変わらないこと

足踏みセラピーの現場から。 わたしの施術は足踏みセラピー、と名乗っておりますが、このメソッド(現在も勉強中!)のもともとの名称は”楽健法(らっけんほう)”といいます。 40年ほども前にその楽健法の施術を受けたというSさんに、先日貴重なお話を伺いました。 Sさんは、施術に通ってきてくださっているKさんのお身内。 かねてより、Kさんの不調の改善には楽健法がいいのではないか?と常々思っておりながらなかなか施術者に出会うことができず、そんな話を聞いていたKさんご本人が、星読みの

自律神経の乱れは残念な漫才に似ている

足踏みセラピーの現場から。 朝が来れば目覚めて活動し、夜がくればのんびりすごして眠る。 動物としての人間の、自然なサイクル。 わたしたち、けっこうそのことから離れた生活をしていますよね。 交感神経と副交感神経という2つの神経が、交互に活発になることで体を「活動」と「休息」のモードに切り替えている仕組み。 このことはよく「アクセル」と「ブレーキ」に例えられますが、それはちょっと違うかもしれないな、と思っております。 ここでちょっとね、漫才を思い浮かべてください。 交

風邪の効用

足踏みセラピーの現場から。 わたくしごとですが、この1年以上、風邪をひいておりません。 風邪をひいている方を見かけることもまずありません。 マスクに手洗い。体調不良の時に無理しない。酔っぱらって大声で話さない。 誰しもそんな生活が板についている今日この頃。 風邪をうつすことも、うつされることもない。 ということは、みんな元気?? んー、どうでしょうね。 お客さまや道行く人々、そして自分自身の体にも。 緊張感や硬さ、疲れの蓄積を感じている今日この頃。 (目に見えて体調

背中バリバリ伝説と、大きな栗の木の下で♪

足踏みセラピーの現場から。 2月に入ったころから、背中が硬いお客さまが多いなと感じておりました。この1週間ほどは、わたし自身も目が覚めた瞬間に背中がバリバリに固くて苦しさを感じて起きる。むむ。 背中が硬かったあの方、そしてあの方。 硬くなかったあの方は、そしてわたしは、、?と検証してピンときたこと。 ナルホド。 それで昨夜、とある方法で背中のケアをしてから寝ましたら、 今朝は久しぶりに、スッキリ背中で目が覚めました。 さて、背中バリバリしてますか? そのバリバリ伝説

春到来。腰、どうですか?

足踏みセラピーの現場から。 遠くの山や景色がかすむようになると、まだ寒くとも春本番が来たなあと感じます。 ”アレ”がね、飛んでますよね。 花粉症の方にはつらい季節かとお察し申し上げます。 花粉と同時やってきたもの。 このところいらっしゃるお客さま、定期的に来てくださる方もお久しぶりの方も、「腰がやばいです」とおっしゃる方が多数。 あらほんと、やばいですね。 これはしっかりほぐしておきましょうね。 ギュウウ。 痛たたた! という流れ。 足踏みセラピーはまあまあ痛い、で

揺れるリズムは誰のもの

足踏みセラピーの現場から。 まあまあ痛い、と評判(?)の足踏みセラピーですが、もちろん痛くないところもあります。 施術中は、お客さまに何度か姿勢を変えていただきます。 そのうちの、前半の仰向けと後半のうつ伏せ。 その両方で、股関節の付近に足をあてて体を大きくゆらゆら揺らす足技があります。 この”揺れるリズム”、わたしが決めているわけではないのです。 わたしが一度足を蹴りだすと、お客さまの体はゆらっと揺れたのちに元の位置に戻ります。一度だけなら戻ってそのままですが、もど

”現在”に生きる

足踏みセラピーの現場から。 まあまあ痛い、と評判(?)の足踏みセラピーですが、 痛みを感じることによっても大きな効能があるのだなと、お客様との対話の中に気づきます。 人には3つのタイプがあるように思います。 1)過去の出来事を反芻しながら生きる人 2)現在の感覚の中に生きる人 3)未来へ未来へと意識が常に先に進んでいる人 もちろんこの3つのタイプは一人の人の中にもすべて同居していて、 割合は時間の変化とともに常に変化していると思います。 過去に生きる人は得てして、ネガ

貼るカイロの4点貼りで冷え知らず

足踏みセラピーの現場、、ではなく、今回はお正月の東京の街歩きから。 東京に引っ越してきた4年前から、わたしは毎年元日に”東京十社”という神社巡りをしています。 自宅を出て神社巡ってまた自宅まで。すべて歩いたこともあるし(50km!)、電車を使ってさっと回ったこともあります(それでも17km!)。 5年目になる今年は、密回避のため3日に分けてまだ暗い早朝に参拝することに。 大寒波と聞いて例年以上の寒さ対策をして臨みましたが、2日目を終え、意外に温かくてほっとしているところで

昼間の”寒さ”の意外?な理由

小春日和の続いた11月から、12月に入って気温の下がる日も増えて。 「今日寒いですね」って言葉をよく聞くようになりました。 それでも、 ん?今日はまだ割と温かいのに??寒い?? って思うことも時々あって。 その方にとっては、寒いみたい。 そういう時、聞いてみます。 「お布団で寝ました?」 お答えはたいてい、 「、、、、、え?、、ええと、○○で寝ちゃいました」 「○○で寝落ちしてつい朝まで、、」 「○○で寝ちゃって、明け方ベッドに行きました」 なんて回答。 ○○

夏の名残の腰痛対策

足踏みセラピーの現場から。 腰のだるさや軽い痛みがある。 立て続けにそんな方を数名施術しました。 定期的に来てくださる方も、いつもと違う箇所が硬くて痛い。 うつぶせた時に腰が少しだけ、浮いている。 ああ、今は”腰”なのだな~と実感しています。(わたしもです) 早めに対処するのが長引かせないコツ。 腰の痛み、状態や原因は様々。 今はどうやら大腰筋や腸骨筋(まとめて腸腰筋などと呼ばれます)などのインナーマッスル。これがうまく使えてなくて、硬くなっている方が多いのかな?とい

冷えてる人は、頑張ってる人

足踏みセラピーの現場から。 夏も終わろうとしてますね。 長い梅雨が明けたと思ったら、ガッ!と暑くなった日々でした。 そんな時期ですが、冷えのお話。 いろんな方にお会いして思うのは、 冷えている人は、頑張っている人です。 しかもね、家族のため、会社のため、世の中のため、、、って。 ”自分のこと”は2番目にして、 時間と体力と心配りを極限まで人に使って、頑張ってる人が少なくない。 そんなことを言われても全然自覚がなくて、 頑張ってるんじゃなくてこれは当たり前~!だったり、

台風直前|呼吸を楽にする簡単ケア&寝る姿勢

足踏みセラピーの現場から。 西日本の皆様へ。台風への必要な備えを済ませ、多くの方がただ静かに台風が過ぎるのを待っていることかと思います。 いつの年も台風はわたしたちの生活に大きな影響を与えていきますが、今年、これまでとは大きく違う点が。 それは、人の集まるところではみんなマスクをつけているということ。 そして、春からのマスク着用の影響で健康な人も呼吸する力がいつもより弱っているということ。 台風のように大きく気圧が下がるときは、通常時でも呼吸がしにくく感じられ、息苦しさ