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人は人によっていかされていく/2020年まとめ

『人は人によっていかされていく』

そんなことを感じた1年間

2020年
鈴木かなえ・32歳
本厄

女性32歳の本厄は大厄とも呼ばれ
「一生で厄が最も降りかかりやすい歳」
とされているらしいのだけど、そんなこと関係なく、年始に転職したり、新しいカメラを買ったりと、色々なことをはじめた年だったし

本当に沢山の人に出会った一年だった

夏に出会った、とある人に言われた言葉が印象深く残っている

オンラインでのやりとりを経て、初めてリアルでお会いした日。お互いの身の上のこととか、仕事の話や、趣味の話など雑多に、でも、お互いの価値観や大切にしている想いの部分を一通り話し合った後、最期の最後にその人が微笑んで言ったのだ

「かなえさんは本当に人が好きなんですね」

人は好きだ

多分、ものすごく

社会人になってからついてきた仕事はずっと人に関わる仕事で、「誰かの人生の1ページになれるような仕事をしたい」「誰かの人生に影響を与えられるような人物になりたい」と思って生きているし、直接人と関わっている時が一番楽しいし、人との思い出が一番心に深く残っている

でも、私は、人と関わることに関して、とても臆病だし不器用だ

仕事はいい
外向きの顔を作れるから

でも、プライベートの、素の自分を出して人と関わることについては、とても苦手意識がある。私はわがままだし。自分で言うのもなんだが、人一倍、愛が深くて、その分傷つくことも多いから。1人でいるのが楽で、人と関わることを避けてきた

でも、そんな私が人といることに心地よさを感じ

「この人たちと一緒にいたい」と願うような

そんな出会いがあったのが2020年だった

きっかけは2月
その数か月前からTwitter上で存在を知り、そこから写真を拝見し続けていた写真家・高橋伸哉さんが河津で写真教室を開催する、ということを知り、迷うことなく飛び込んだ

今思うと、あっさい感想ツイートだけど笑

ここに書いた通り、初めてお会いしたしんやさんは、教室に参加した一人ひとりに声を掛けて、様子を見て、アドバイスをくださる素敵な方で。私は、一気にそのお人柄に惹かれてしまった

3月に入り、そんなしんやさんが、数年前からずっと憧れだった写真家・澤村洋兵さんと共に、オンラインサロンをオープンすると知り、その初日にそこにも迷わず飛び込んだ

そこから出会い出会いの日々

気付けばサロンを通して全国各地に知り合いができて、「旅は絶対に一人旅!!!」派だった私が、サロンメンバーに会うことを目的に旅をするようになった

気付いたら、9月半ばからサロンの運営にも関わるようになって、関東運営チームのリーダーなんて立場になっていた

チームメンバーたちと、MTGしたり、イベントを開催したり、飲みに行ったり、撮影に行ったり、時に真面目に、時に学生みたいなノリで、訳が分からないくらい一緒の時間を過ごした3ヶ月

「仕事ができる人」とか言ってもらえるけど、私は基本ポンコツ&気分屋&面倒くさがり屋


本業の忙しさにかまけて、サロンのことが手につかないこともあったし

関東運営リーダーなんて肩書を背負っていると、「決める」ことを求められること・人と関わることを求められることも多くて、その重さから逃げ出したくなることもあった

それでも、とにかく優秀で優しくて、心の底から信頼できる仲間が、こんな私を受け入れてくれて、一緒に走って支えてくれたから、今も私はここにいる

これまで生きてきた中で、『一緒の熱量で走れる仲間』がいなくて、それが原因でチームを抜けることばかりだった私にとっては、本当に得難い仲間であり大切な友人たち

この年齢になってこんな出会いがあるなんて思っていなかった

他にも、嬉しい時も落ち込んだ時も、どんな時でもどんな話でも、聴いて支えてくれる人との出会い

一緒に撮影に行ったり、写真の話をしたり、飲みに行ったりできる仲間というか、友人たちとの出会い

この人たちと写真を撮り続けたい
と思えるモデルさんたちとの出会い

本当にたくさんの出会いに恵まれて
ただただ出会いに感謝をする1年だった

*

人は人によっていかされていくな

と、そんなことを思う。
人と人との出会い、ご縁というのは奇跡だ。

私は今年、その奇跡の賜物であるご縁を得たことで、たくさんの経験をさせてもらった。自分一人では絶対に行かなかった場所を旅をして、自分一人ではしなかったであろうシチュエーションで撮影をして、これまでにないフィールドでこれまでやったことのない仕事に挑戦した

人といる事で、学びも増えた。これまで1人で黙々と撮影をすることの多かった私にとって、人とさつえいをしにいくということは、新しい視点を得ることとイコールだったし。しんやさんの写真教室やサロンで出会った、講師の皆さんの言葉は、確実に自分の中に残っている。

職場でもサロンでも、そこで出会った人達が、様々な機会をくれたからこそ、挑戦できたこと・新しく触れられたものは山ほどあった

人は1人でも生きていける

でもその人に与えられた「何か」を最大限に生かす/開花させるには、自分以外の誰かが必要なんだろうと思う

そして、そんな、自分をいかしてくれる人や場所に出会えることは、やはり奇跡だ

だからこそ、自分をいかしてくれる人や場所に出会った時は、全力でそれに応えるべきなのだろう

今年出会ってくれたみんなへ

出会ってくれてありがとう
たくさんの楽しいと嬉しいをありがとう
どんな時も受け入れてくれてありがとう

みんなのおかげで今年一年
本当に本当にしあわせでした

人といることに苦手意識しかなかった私が、毎日みんなと連絡とって、みんなに会うのが楽しみで仕方がなかった

それは本当にみんなのおかげです

また来年も、いたらない私ですが、よろしくお願いします

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