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イライラ、プチ家出、不安

朝の予兆に気付いて慎重になればよかった…

掛け布団のカバーを付けるのに手こずり、無性に腹が立ち、爆発寸前でこれはいけないと思い、その場を離れてひと息つきました。
少し落ち着く。

夕方、夫と些細なことで言い合いになりました。
これも私がイライラして、つい言い過ぎてしまったから。
本当に些細な、くだらないこと。

喧嘩になって、夫が家を出たので、私も荷物をまとめて家を出ました。

どこに行こう、、
とりあえず車を走らせて、カフェで読書、映画、ビジネスホテルで一泊(仕事にそのまま行けるように荷物も持って)などと色々考えたけど、どれも気持ちが乗らず、
そうだ、温泉に行こう、と近くの温泉施設に行きました。

日曜日の夜だから空いてるだろうと思いましたが、日曜日の夜だからこそ、外食して早めにお風呂に入ってゆっくりしようと考える家族が多いのか、とてもとても混んでいて、満車に近かったです。

人が多くてゆっくりはできませんでしたが、温泉に浸かってぼーっとして、反省して、さっぱりして出てきました。

まだ時間もあるし、どこか行こうかなと思っていたら、夫から怒涛のように着信がきたので、家に帰りました。
2時間のプチ家出終了。

お互い謝って、なんとか終わりました。

喧嘩になるのは、つい、不妊治療のせい、薬のせい、ホルモンバランスのせい、と考えてしまいます。
そんな自分も嫌になります。
どんなに自分が辛くても、人を傷付けていいはずはない。

夫に、今の不安な気持ちを話しました。

次の移植もダメだったら、という不安。
この先の不妊治療に対する不安。

夫は言葉を選びながら色々話してくれて、最後は、
「今はまだ2人でいられる時間を楽しみながら、やっていこう。行きたいところは行こう」と言ってくれました。

そうだよな、辛い中でも楽しく過ごしたい。


仕事の一環で、詳しくは書きませんが、仕事と育児に関する資格をとりました。

資格といっても、講座を1日受講するだけなので、試験勉強は必要ないものです。

職場で、資格取得を推奨する案内がだいぶ前に来ていたものの、その頃は治療が行き詰まりかけていたので受ける気にもなれずスルーしていました。
ようやく前回の移植の目処が立ち、謎の自信もあったので、妊婦として受講できるだろうと申し込みましたが、結果、苦しい立場での受講となってしまいました。

一緒に受講する参加者の自己紹介で、ほとんどが出産、育児を経験されている方で、小さなお子さんが1人、2人、3人といる方、育休中という方もいました。
資格の内容から、そうなることは予想できたはずでしたが、思った以上に当事者が多い…。
場違いなところに来てしまった感。

グループワークで、育児の悩みの話し合いが始まり、私だけ無言で進む会話。。

私が不妊治療中であることは、今回の資格の趣旨には関係がないので伏せておきました。

だから、悪意なんて何もないことはわかってはいますが、「kanaeさんもいつか子どもを持ったらわかるよ〜」
と軽く言われ、思考が停止してしまったので、その後に何を話されたのか思い出せません。
ただ笑って、適当な返事をしていたと思います。

時間としては、たった数分、数十分のことでしたが、このときは辛い時間でした。

仕事の私としては、全体を通してとても勉強になる内容で、今後に活かしていければと思いました。

一方で、素の私は、育児ができていること自体が羨ましい、という気持ちでした。

もっともっと前の段階で苦しんでる人も多いんです。不妊治療で仕事を辞めざるをえなかった人も多いんです。育休がとれて、仕事と両立できている環境って恵まれたことじゃないかな。

そんなことを思ってしまった。
講座の内容とはまったく異なる、ただのぼやきだけど。

それぞれ色んな悩みがあって、自分もその立場になってみないとわからない。

私ももし子どもを授かれたら、育児と仕事に毎日ヒーヒー言っているかもしれないし。

それでも、もし授かれたら、不妊治療をして、望んで望んで会えた子だということは、絶対に忘れてはいけないと思いました。

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