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八月十二日の新郎の母【本日はまことにおめでとうございます】

新郎の母、結婚式の一日です。

※勢いで書いたので、ですます、だであるが混在しています。
※もしかしたら、どこの式場かわかっちゃうかも。特定しないでね。


起床

0230 就寝
0530 起床

ちょ〜眠い。
もっと早く寝ておくんだった(今までの人生で何百万回目の後悔)!
とってもいい天気。気温は高めの一日になりそう。

作業

0530〜ボタン付け、ミスったとこ直し

私のドレスは初めて作ったこともあって、致命的なミスをしている。
見る人が見ればわかるので、正直恥ずかしい。
着心地悪いし。
裁縫やオシャレに興味無い人ばかりなのを祈る。
(20代前半の女子軍団が参列予定らしいけどな!)

娘のドレスは型紙加工したわりに上手にできた。

私だと体型がアレなので、モデルさんになってもらいました。
掲載許可済み。
身長が小さく見えますが、158cmくらいはあると思うんだけどな。
私のドレスはもっと長いです。

時間があったら髪型もなんとかしたかったな……


準備

0600シャワー、着替え、顔面大工事

シャワー浴びて、扇風機に吹かれてひと休み……。
顔面大工事、と書いたものの、いくら塗り重ねたって若返るわけでもないし、厚化粧もどうかと思うので、いつもより少し丁寧にお化粧をする程度にしておいた。
買ったばかりのセザンヌの500円くらいの口紅を塗った。
なかなか良い色である。
マスクにつかないとかそういう機能は一切ないと思うけど、すぐ飽きるので、お手頃価格がありがたい。

外出

0845頃  バス+地下鉄+タクシー

忙し過ぎて、予定した候補の中で一番遅いバスに飛び乗った。
地下鉄の揺れに睡魔が暴れ出す。
タクシーの運転手さんが、今日は暑さに耐えかねてタクシー呼び止める人が多いと言っていた。
まだ朝なのに。
確かに無理して歩いて熱中症で倒れるより、タクシー使ったほうがいいと思う。
私はいつもアプリでタクシー呼びます。
一度使ったら便利過ぎて、やめられなくなりました。

1000  現地着

なかなか趣のある式場。
バリアフリーではないみたい。
段差と階段が多いよ。
斜面に建っているからかな。
息子の友達に話しかけられたが、名前が思い出せない。一時期よくうちに来てたんだけど。
みんな成長しちゃってさ、すっかり社会人の顔になってて、うっすら面影があるかな? くらいに感じる。
そうだ、この子は、息子の誕生日にプレゼントしようとでっかいケーキを注文したら、数万円のウェディングケーキをご用意されちゃった子だ。
ちゃんと買って来てくれたよ!
冷蔵庫に入らんて。

お嫁さんのお父さんが黒いサングラスをかけてて、誰かわからなかった。
それで挨拶が遅れてしまったよ。
お嫁さんのお友達たちは、みんな陽キャっぽい。
息子の友達が陰キャというわけではないんだけど。
なんだろうね、何がそう思わせるんだろうか。

リハーサル

両家族呼ばれて聖堂に行ったら、挨拶しただけで号泣するお嫁さん。
会ったら絶対可愛いから、思いきり「可愛い!」とか「似合う〜!」と褒めちぎるつもりでいたのに、これは出鼻をくじかれた。
一段落してから「似合ってるよ」と、何か男らしく言ってしまって、自分も相当緊張してるなと思った。
でもさ、泣けるのって羨ましい。ほんと、羨ましい。
どうしたらそんなふうに育つのか。
毒親育ちの私にはわからない。
リアルでは二回結婚したけれど、私はこんなふうに結婚したことってないな。
いつもどこかが欠けていて。
だから、感極まって泣ける人が羨ましい。
愛する人と結婚するって、きっと幸せなこと。
それが息子であるのは、光栄なことだなぁ。

リングリレーは、後ろの席からリボンに通した指輪が送られてきて、最後に最前列通路側にいる母親が壇上に上がって新郎新婦に指輪を渡すらしい(やりかたは人によって違う)。
まさか自分が登壇するとはね。
どう渡したらいいのかわからないので、重ね合わせた手のひらの上にのせて渡した。
リハーサルが終わったらそのまま式本番なので、その場で待機。

挙式

人前式。
私はキリスト教式でやったので、だいたいの流れは皆さん想像される通りだと思うけれど、人前式は何をやってもいいから、どんなことをやるんだろう? 楽しみ。
和装と聞いていたが、ウェディングドレスだった。
まぁ、ホント今日とか暑いし、正解だと思うよ。
どうやら外に出る機会もありそうだし。
後ろに長く引きずる豪華なレースの裾が、きらきらひかって綺麗。
ベールはシンプルな背中くらいまでの長さで、細めのティアラをつけていました。
髪型はちょっとルーズにまとめた今どきの感じ。
とっても可愛かったです。

私の時は聖堂に行く前に小さな部屋で牧師さまのお話を聞いて、その時にベールダウンをしたような気がする。
今回は花嫁入場のタイミングで、入り口の向こうの廊下でベールダウンしていました。そういうところ、人前式はタイミングが難しいですね。

ドレスで歩くのってめちゃくちゃ大変です。
裾を踏みます。慣れていないとたぶん絶対踏みます。
そしてもたついた裾が重くて前に進みません。
転びそうです。
ここでエスコートしてくれる人が合わせてくれないと大惨事に。
ゆっくり歩いてね。
花嫁さんは、ブーケを持った手でスカートを掴んで、歩きやすいよう持ち上げるのです。
子供の頃に読んだお姫様が出てくる絵本のように……。

私は父が単身赴任だったので、式で父と腕を組んで歩くということはやらなかったのですが、ちょっとやってみたかったなぁ。
母が私の結婚式を父に内緒にすると決めて、だから多分、今でも私は式をやったことがないと父は思ってるんですけど。
たぶん男親にとっては感無量なのではないかと思いました。どうなんだろう? 全然良い父ではないから呼ぶのも不安なんだけど、彼なりに娘を大事に思ってはいたようだし、ちゃんと招いていれば私も親孝行できたのではないだろうか……と思う、でもどうせ最後は離婚してるんだから孝行にはならなかったかな?

声を合わせて結婚の誓いを読み上げる二人。
お嫁さんの「夫の自由を尊重し」という言葉がいいなと思った。
たぶん自由じゃないと私たちは死んじゃうので……。
それだけ信用してくれているのがありがたいし、息子には信頼に応える夫でいてほしい。

なんと、誓いのキスがなかったんですよ。
たぶん息子はやりたくなかったんでしょうね~。
そういうの嫌がりそうだもんな。
キリスト教式ならほぼ強制的にやるから、あえて人前式にしたのかな?

特に変わった演出などはなかったです。
息子が何もしたくないと言ったようで。
せっかくだから全部叶えてあげなよ。
お嫁さんがご両親にサプライズ映像を作って観てもらってたみたい。
内容はわからないけど……。
よく披露宴で流されるようなムービーかな?
息子よ、私にも作ってくれて良かったんだぞ?
まぁ、感極まって泣いたりはできないけど。
それでも感じる心は一応持っているからな。

退場時のフラワーシャワーはなんと生の花びら!
微かに重みのある、しっとりした手触り。
最前列の通路側から、息子にめっちゃかけました!
ははは、頭から真っ白だぜ!!

庭園の串焼き屋台でおもてなし

これはゲスト用の企画で、家族写真を撮っていた私たちには全然時間が無かったのですが、焼き鳥一本とジュースをいただきました。
とても愛想の良いおっちゃんが焼いていて気分が良かったから、もっと焼き鳥食べたかったな~!

披露宴

一般人のふりをするため、iPhoneのロック画面を変えました。
……が、これは確かエオルゼアカフェ(ファイナルファンタジー)のドリンクですな。
どこまでいってもオタクはオタク。

それっぽく撮るのが趣味、映えみたいなこと?

しかも、ストラップは推しのチャームついてるし、背面には別キャラのステッカー挟んであったわ。
オタク全然隠せてない!!

テーブルは私と娘の二人だけ。広々。
息子の友達と一緒になるのかな? と思っていたので、気をつかうことなく、とても気楽で良かったです。
ゆっくり料理写真も撮れたし。

「会社の人は呼ばない」と言っていたのに、ちゃんと参列してくれてました。職場恋愛でしたしね~。それは息子が呼ばなくてもお嫁さんが呼ぶよね。

新郎新婦がお色直しの中座をしてちる間、透明の袋に入っている席札を開封する時間がありました。
それぞれメッセージが書かれています。
私には、なんかいつも通りのまったりした言葉が書かれていました。
娘はどんな言葉だったのでしょう?
大事にしたいから、お互い秘密にしておきます。

お色直しは庭からの入場。お嫁さんはひまわり色のドレス。
息子のブートニアもひまわりを使ったものに変更。
青空に似合うやわらかな黄色のドレスがとても素敵!
お嫁さん、こういう色も似合うんですね!
表情も輝いて見えます。
ずっと幸せそうに笑っていて、本当に結婚式できて良かったなぁ、って思いました。
入籍時には式しないつもりって言っていたのですが、こんなにやりたかったんじゃん! 絶対やってよかったやつだよ! やらなかったら心残りになってたよ!
私は初婚の時、結婚式をするかどうかの会話すらなかったです。
最初からしないものだって決定していたみたい。
ま、結婚指輪も結婚して三年目くらいにやっともらった(しかも私だけ)くらいだしねぇ。
だから、結婚式やりたかったな~って気持ちがくすぶっていて、再婚時に爆発したのでした。
やりたいことは、やっておくべきだよ。

iPhoneですが、写真をいっぱい撮りました。
息子が澄ました顔してて実は照れ屋というやつなので、なかなかお嫁さんと視線の合った写真が撮れない!
でも嬉しそうに笑っていたので、なんだかんだ楽しめていたのでしょう。

ウェディングケーキ、ファーストバイトをやらない人って久しぶりに見たかも。
わかっていたら専用のでっかいスプーンかおたまにリボンかけて用意して行ったのに!
とにかくいちゃいちゃしてるようなシーンがひとつもなかったです。
くそ~、ちょっと物足りないw

式の終盤、お嫁さんのお友達バンドによる、お嫁さんボーカルの生歌が披露されました。
作詞作曲お嫁さん。
え、声きれい✨
歌うの知らなかった!!
声楽家なの???
最近作曲してるのは知っていましたが、歌詞がなかなか、ピュアな感じで。
私や子供たちはちょっとどこかドライなところのある性格なんですけど(育て方のせいだろうか?)、だからなんだか凄いなぁって思いました。
自分たちの馴れ初めや交際、そして花嫁の手紙(親への感謝とこれから二人で幸せになるから見守っていてねっていうやつ)のような歌詞だったのですが、私には書けないな……。
私小説のようなものも書くし、恋愛小説も書くし、濡れ場だって書けますが、こういうのは仕事ならともかくプライベートでは書けない気がします。こんなピュアな感性は私にはないな、と思いました。
ちょっと眩しく感じましたね。若さなの?

最後のメニューはデザートビュッフェ。
ビュッフェのデザートって特筆するほどには美味しくなかったりしますが、ここはとっても美味しかった!
種類もあってもっといっぱい食べたかったけれど、ウェディングケーキとチーズケーキを食べたらお腹きつくて限界……。
それが心残りになるくらい美味しかったです。

料理自慢の式場ですが、ほんとに美味しかった。
数多くの結婚式に出席してきたけれど、今までで一番良かった。

ひまわりドレスと勝手に命名

お嫁さん、可愛いお顔隠してごめんなさいね。

とても楽しい時間を過ごせました。
私もドレス作り頑張って良かったよ。
これで全部書いたかな?

お疲れさまでした!

帰りあちこちふらふらしてから帰宅。

お嫁さんからお礼のLINEが届いたので、お返事書きました。


これで「新郎の母」の物語はおしまい。
ご愛読ありがとうございました✨✨✨

今日はお疲れさまでした!
結婚式楽しかったです✨
リハーサルでは泣いていたけれど、そのあとは二人ともずっとにこにこ笑顔だったので、安心しました。
白いドレス姿ももちろん綺麗でしたが、ひまわり色のドレス、めちゃめちゃ似合ってました🌻かわいい!!
歌もとても素敵でしたよ~♪
歌詞も良いですね!
生バンドで聴けるなんて、すごく贅沢!

私に対してはそんな敬語使わなくても良いですよ~。
家族なんだし。
気楽につき合って下さると幸いです。
これからも◯◯(息子)のことをよろしくお願いします。

結婚式って経験上すっごく体力精神力つかうから、ゆっくり疲れを癒やしてくださいね🍀✨

私からお嫁さんへの返信


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