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「むかしむかしあるところに、死体がありました」を読んで。

青柳 碧人さんの作品です。


「一寸法師」や「鶴の恩返し」など、昔ばなしをベースにミステリーテイストに仕上げられた短編集になります。


本屋でおすすめ本として陳列してあったり、テレビやネットで紹介してあったりと、以前から本書のことは知っていました。
興味もあったのですが、なかなか購入までいかず……。
今回、文庫版が出たのを本屋に足を運んだ時に知り、手に取りました。


どのお話から読んでも大丈夫ですが、ミステリーなだけあって毎回人や動物が殺される事件が発生しているので、ちょっと大人向けかも……。
ミステリーよりもサスペンスの要素が多かった気がします。
あくまでも個人的な感想ですが。


知っている昔ばなしのはずなのに、どんどんと話が変化していき、推理の場面に差し掛かると
「おおっ!」と驚きの展開に。
ページをめくる手がどんどん早くなっていきました。


ネタバレになってしまうので、詳細を明かすことはできませんが、人の心の恐ろしさみたいなものを垣間見たような気がします。
殺人の動機なんかが分かると、怖い……と感じましたね。

後味の悪い結末のものもあって、読んでスッキリした!と感じるものばかりではなかったかな。



個人的に一番怖いと思った作品は、
「花さかじいさん」がベースになったお話です。
ネタバレになるので詳細はお話しできませんが、結末を読んで「怖っ!!」と思わず本を閉じてしまいました(少し休んで読むのを再開しました)。


怖いもの見たさで、おそるおそる読み進めていき完読しました。


本書を購入したときに、もう1冊一緒に購入した本があるのですが、こっちは現在読んでいるところです。
完読したら、後日記事をアップする予定です。


もしよろしければ、そちらも読んで頂けると嬉しいです。


最近は読書記録をサボりがちになっていたので、久々に書いてみました。

本を読んだのも久しぶり。

仕事が忙しいことや疲れが溜まっていることもあって、なかなか本を読む気力が湧かず……。


まとまった時間が欲しいな、と思います。




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