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子どもの頃に読んだ本を大人になって読み返した時(「緑の森の神話」)。

折原みとさんの作品です。

1996年に出版された児童書なのですが、ご存知の方っていらっしゃるでしょうか?
20年以上前の本なので、現在では絶版していると思われます。

この本を初めて読んだのは小学校高学年の頃。
初めて本を読んで涙を流したのは、この作品だったと記憶しています。


図書室で見つけた時は、綺麗でおしゃれな装丁に魅了されたことを今でも覚えています。

借りた本を何度も読み返して、返却した後も定期的にまた借りて読んでいました。
中学校の図書室でも、この本を見つけた時は嬉しくなり借りて読んだほど。


数年前。
古本屋で偶然この本を見つけた時、懐かしくなって、すぐに購入しました。

何度も借りて読んでいたけれど、当時は買って手元に置く事が出来なかったので。


ふいに読みたくなって、先程ですが本棚から取り出して一気に通して読み終えました。

小学5年生の主人公が、冒険を繰り広げながら成長していくお話です。
テーマが人間と植物との共生で、環境破壊のシーンは読んでいると悲しく、苦しくなってきます。

大人になった今でも読み応えのある作品です。



私の住んでいる場所は田舎なので、都会と比べるとまだ植物は多く自生していると思います。
でも徐々に住宅地へと変わり、埋め立てられ、子どもの頃と比べると緑は少なくなってしまいました。


時代の流れで仕方ないのかもしれませんが、時々で構わないので、ものを言わない存在ーー植物たちの声に耳を傾ける必要があるのかもしれませんね。


子どもの頃に読んだ本を大人になってから読んでみても、非常に良い作品だと改めて思います。

また気が向いたら、本棚にしまいこんである本を読み返してみようと思います。


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