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なぜこのタイミングで転職することにしたのか?

今日は、この題について書いておこうと思う。
4月から新しい会社に入り、転職先や出会った人から「なぜ転職したのか?」を聞かれることが最近は特に多くなった。

聞いてもらえることは、「興味を持ってくれたんだな」と嬉しく感じる一方で、それに対して、しっくりくる返答が一度もできたことはなかった。
「本当は、もっとパンチラインを効かせて話したいのに。」「本当はちゃんと考えて決断したはずなのに。」のような悔しい思いを答えるたびに覚えた。

転職理由を一言で伝えられるようになるには、もう少し時間がかかりそうだ。
だから、今日は自分の決断理由について、色々な観点からまとめてみて、もし回答に困ったときには、「このnoteを見てね」そう言えるように書いておこうと思う。

「なぜ、転職をしたの?転職理由を教えて!」

この問いを受けたとき、自分の頭の中では、様々な問いが想起される。
・なぜ、転職したの?(3年くらいやってからでもよかったよね!的な)
・なぜ、人材業界・エージェント領域にしたの?
・なぜ、CAなのか?
・なぜ、今いる会社を選んだの?

これらの問いのどれに対する解をお届けすれば、最も自分のクリティカルな気持ちを伝えられるか、結局選ぶことができず、当たり障りのない回答をしてしまうのが今までのよくないところ。

今回のnoteでは、これらの問いに対して一個一個丁寧に答えておくことで、自分の考えを整理しておこうと思う。

・なぜ、今転職したの?

前提、私の前職はITの大手企業、フルリモート・残業ほぼなし、人間関係は良好、収入も比較的良いといった様な条件下ではあった。その会社を1年5ヶ月で辞めてしまった。

じゃあ、なぜ転職に踏み切ったのか?理由は、4つある。
①大きな決断/体験は人生のターニングポイントになり、必ず成功に変えられるから。
→自分自身を非連続的に成長/変化させたいと思ったときには、ルーティンワークをこなすだけではなく、ときには、大きな決断/体験をして、そもそものルーティンワークをぶっ壊す必要があると思った。これまででも、高校時代に経験した自分にとっての「大きな体験」が今では、自分を変えてくれたと思っているし、内定先が決まってから、「とりあえず休学する!」ときめた「決断」は今では大正解だったと思っている。
こんな風に、大きな決断を自分の意志で行えば、必ずその決断を成功にするために頑張れると思ったし、人生のターニングポイントを作れると思った。
だから、1年半で辞めるということに対しては、むしろポジティブでもあったかもしれない。世間的には、「石の上にも3年」などと、3年は同じ会社で働くことを肯定される中で、退職時期が早ければ早いほど、大きい決断になりうる可能性があるからだ。
また、今回の転職において、「成功=活躍する」「失敗=活躍しない」と考えていない。「成功=転職したことをいい決断と思えている状態」「失敗=転職したことを後悔している状態」と考えている。
後者の定義としたときに、転職失敗の確率は10%もないと思った。
活躍できない可能性は大いにあると思ったが、転職を経ることで強烈な原体験が得られていたり、活躍できていないとしても自分の限界を知ることができていたり、そもそも「攻めた」決断をしたことに対して後悔したことは過去一度もなかったり。
だから、短期でというよりかは、中長期的にひいては、人生的にと考えたときに、失敗のままであることはないと思った。


②20代中盤の1年間の価値はとても大きいと考えたから。
私は、ついこの間25歳になった。いわゆるアラサーが始まったのだ。
今25歳の私には、特に「これを突き詰めたい!」「これだけのためにいきたい!」と思えることはないが、何人か尊敬していたり、ベンチマークをしている人がいる。
そのような人たちの25歳の頃と比べると、歩いてきた人生が拙すぎる!と思った。
成功体験も失敗体験も足りてない。だから、「ただでさえ遅れているのに、これ以上遅れをとるわけにはいかない!」という思いはかなり大きかったと思う。

③転職ひいては環境を変えてステップアップしていくことが当たり前の世の中になればいいと思ったし、それを体現したかったから。

最後は、自分軸の話だけでなく、社会軸の話も入ってくる。
私は、最も抽象的な価値観として、「世の中がもっとフラットに選べるようになったらいいのに」という思いを持っている。
これをキャリア市場で例えると、今は、「石の上にも3年」的な思考が強すぎてフラットに選択することができないと思った。
確かに、「逃げ癖」の様なものがつくのは良くないし、実際転職しない方がいい様なパターンも存在すると思う。
だけど、今の社会は「とりあえず、3年はやらなきゃ」という暗黙の了解が漂いすぎていると思う。
継続することは目的ではなく結果論、何かのために頑張ってたら、自然と継続しているのだ。また。継続することを努力するのではなく、努力して継続できることを見つけ出すのだ。

今の世の中の風潮に疑問を持っていたからこそ、まずは自分が転職をして、自分の考えを体現していきたいと思った。

・なぜ、人材領域なのか?

①(企業側視点)企業活動において、「採用活動」が1番重要だと考えるから。
これは、何度か感じたことがあるが、1番顕著に感じたタイミングは、大学生時代のインターン活動で、約20名を採用して組織を立ち上げようとした時だ。その時は、「採用基準を最初に定め、それに合致する学生であれば採用」といったスタンスをとって採用活動を進めていた。だが、母集団形成や実際応募をしてもらえる学生に出会うことに対して想定以上に困窮し、また、採用基準は比較的厳しめに設定していたことから、想定していた採用人数には到底届かない状況であった。そこでは、採用基準を下げるか?どう母集団形成をうまくやっていくか?等色々議論をしたが、結局、「採用基準は絶対に下げない」という決め事として、採用活動を続けた。結果として、素晴らしい人たちを採用できたのだが、ここで「誰を採用するか?」が本当に重要であると知ることができた。代表からも、「採用に対するFB」をいただくことだけが最も多かったことが理解できた。
この経験から、「企業をサポートする仕事」は多くある中で、「採用」という領域がサポートできる仕事がしたいと考えた。


②(個人視点)生活の中で、「働く」の観点がおざなりになりがち。
24時間という時間がある中で、趣味は勝手に探すし、結婚したりして私生活は能動的に充実させにいくのに、「働く」ということだけは、もう試合開始から敗北宣言、「仕方なくやってくもの」という考えを持っている人が多すぎる。
私の祖父はいつも、「俺は73年間一度も会社を休んでないぞ」「働かざるもの食うべからずだ」とよく言う。それをそのまま真似できる自信はないけれど、「働くことに誇りが持てる世界線」は一旦全力で追求してみたい。
まだまだ社会人生活1年半、誇りを持って「仕事は楽しいぞ!」と言えるほどの何かは持ち合わせてないけど、私自身は、「仕事をも楽しんでいる自分」を求めていきたいし、その考えが少しでも広がっていって、みんなが仕事を楽しんで、24時間もっと楽しい状態になったらいいなと思っている。



③(個人視点)「環境」を変えることが自分を変える最も近道だから。
人間は、同じことをやっていたとしても、所属する組織環境でパフォーマンスが大きく変わる。これはいい悪いの話ではなく。私の例で言えば、中学と高校の野球部の時だ。同じ野球をやっていたとしても、「自分の実力の何%を発揮できているのか?」「終わったときにいい思い出になっているのか?」と言ったことは大きく変わってくるのだと思った。
そして、怖いことにこのような気づきは、現在進行中で駆け抜けている時には、感じられず、終わった後振り返ることで気づくことができるものだ。つまり、キャリアにおいては、転職や退職など、振り返るタイミングがなかった時に、定年まで気づくことができない。「果たしてあの環境は自分に合っていたのだろうか?」の問いに対して答えが出るのが少なくとも60歳以上になってしまうと思う。
ましては、今世間でマジョリティになっている価値観として、「当事者意識をもて」と言う様なものがあるが、この価値観は比較的具体の事象に対して展開される。例えば、職場が合っていないと思っている人に対しては、「その職場で人間関係をうまくやれるように努力したのか?」「業務を覚えられるように努力したのか?」のような問いが投げられる様に感じる。
一方で、「自分に合った環境を選ぶことに対して努力をしたのか?」の様な問いがかけられることはほとんどない。この問いは「環境」という抽象度で当事者意識を等質問をしただけなのに。「環境のせいにするのは愚かだ」と一蹴されることさえある。
私は、「環境を変える」と言う選択こそ、もっと「勇気」を要し、意思決定をし、主体性をもった行動だという価値観を広めていきたい。

・なぜCAなのか?(絶賛工事中)



・なぜ今いる会社を選んだのか?



①社会に目を向けて働けると思った?
これは、「なぜ今転職」の③で書いたように、ゆくゆくは「自分より大きな何か」に向けて働いていきたいと考えたときに、「会社を大きくしたい」だけでなく「社会をこう変えていきたい」の視座を持っている会社に入りたいと思った。
そして、それができるのは業界でも割と大手の企業であればそれができると思った。
そう言った理由があり、今の会社を選んだ。

②~⑤は絶賛工事中!!!!

②「いい環境」だと思った


③好きなYoutuberが元々いたから
これは、AKIOBLOGというYoutuberが好きで、元々所属していたから。それだけ。

④「いいチームを作りたい」という想いから

⑤「人生選択」(やめること)がネガティブじゃない



長くなってしまったが、以上が今回の意思決定の背景にある。
とりあえず、2023年は優先順位の1番を仕事に持ってきて、膨大な量を積んでいきたい。
それが実り、活躍できたらそれはそれで嬉しいだろうし、もし例え上手く行かなかったとしても、また一つ人生の中での「諦め」を作って先に進めると思う。
今度機会があればどこかの記事で触れようと思うが、「何かをやろう!」と意気込むよりも、「これはだめだ」と「諦め」た方が自分の人生が先に進む感覚がある。
だから、まずは膨大な量を積むことで自分の中にまた一つ強い原体験を積んでいきたい。




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