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わたしたち夫婦の料理事情


結婚前から同棲してたので、一緒に住み始めて早5年。



自我のぶつかり合いみたいな2人なので、まじで良く揉めました。


特に揉めたのが料理問題でした。




当時も2人とも働いていたのですが
わたしの方が帰ってくるのが早い日が多かったから、必然的にわたしが作らな!と思って作ってました。



最初は同棲したことに浮かれた余韻で作れたんですけど、どんどん我に帰ってきて



は?なんでわたしも働いてんのにご飯作る割合わたしの方が多いわけ?


という、急に恋人から他人に向けたみたいな怒りが湧いてきました。(自分怖い)




彼は料理が大得意で作るのも大好きな人です。


そして彼にとっての愛情表現は料理でした。(この価値観がそもそもわたしと違う)

彼は時間さえあればご飯を作ってくれたし、それはそれは美味しいご飯でした。


そして彼はわたしにも料理を求めていました。


彼は当時かなりブラック企業に勤めていたので、帰りも深夜になることが多く、余計に手料理という安らぎを求めていたんだと思います。



なので土日以外はわたしが作ることが求められている雰囲気でした。



料理がそもそも好きだったり、献身的な彼女だったら、わたしのご飯で癒されてほしい!ちょっとでも負担を楽にしてあげたい!!と思うのでしょう。



もちろんわたしだって好きで付き合ってるので、そういう気持ちは本当にありました。



そう、気持ちはありました。




うん、気持ちだけがありました。



実際に胃の負担にならないようなご飯を作って待ってたりもしました。(優しい)




そしてわたしは思いました。





わかった!家政婦を雇おう!!!!(本気)




家政婦さんって高いイメージやったけど、調べてみたら全然リーズナブルに料理だけ頼めたりするんです。

買い出しから行ってくれて、作り置き作って帰ってくれるサービス。





めちゃくちゃ天才的なアイデアだと思いました。


だってわたしだって帰って来たら手料理あってほしいもん!!!!!



でも結局家政婦は彼が断固拒否したため無くなりました。

料理が好きな人って、キッチンに赤の他人が入るのが相当嫌なんですね。この時学びました。




そもそもわたしがなぜそこまで料理したくなかったかというと、フェアじゃないと思ったからです。




お互い働いてて、わたしの方が帰ってくるの早いからご飯作るって、、、



いやそんなん知りませんがな。


その理屈やったらこれから何十年もそうなるんでっか?



じゃあわたしのご飯は誰が作ってくれるんでっか?


わいあんたのご飯作るために早く帰ってきてるんちゃいまんで。



そんなに作ってほしいんやったら作りたいと思わせるなにかをください。




リアルにこういった内容を、事あるごとに彼に繰り返し告げました。(嫌なタイプの人間)



わたしは嫌なもんは嫌、という特性をもってるのでまじで何回も伝えました。数年にわたって伝えました。(諦めない心強すぎ)



ここで彼が責められないように言っておくと、わたしに求める手料理は、決して毎日手の込んだご飯じゃなくていいと。

お惣菜でもいい、それでもいいから帰ってきたらご飯がある状態がいいと。


彼なりのこちらがしんどくならないような配慮もしてくれてました。




だがしかし


「お惣菜でもいいなら自分で買ってこれば?」
と言い放つわたし。(ほんまにこの女血通ってる?)




なんかもう料理のことで揉めると、どんどん料理が嫌になってきちゃったのよね。



それでもうほんまに作ることやめました。



わたしの長所と短所が紙一重なところです。
やると決めたらやるが、反対にやらないと決めたらやらないこと。(ガチ)



そっから現在に至るまで、わたしは自分が作りたい時だけ作ってます。



これ食べたい!と思った時は作る。


気持ちや時間に余裕があって、彼のために作りたいと思った時は作る。






そしてそれはもちろん逆も然り。



彼が作りたくない時はもちろん作らなくていい。




彼はこのことを多分全然納得してないんですよ。多分今でも。




でも料理以外のことに目を向けると、わたしだけが我慢してる分野があるのでそこはお互いさまということで割り切らせています。




たまに爆発してケンカもしてたけど、まあ結局この形は変わらないので一番しっくりきてるんだと思います。






そもそもわたしたちは2人の根本的な性格が違う上にスーパー頑固なので、一般の人たちよりかなり分かり合うことが難しいのかもしれません。



でもそのことを分かれば、お互い嫌なことはしない!っていう線引きができるようになりました。




大人な解決方法じゃないくらいに、ひたすらぶつかり稽古みたいなやり取りでここまできました。


折れるくらいなら別れるレベルで妥協せずにぶつかってきました。(なんのモチベーション)



お互いの求めることが違いすぎて、泣きながら寝たり、数日間一言も口聞かへんかったり、お互い心がズタボロな時も死ぬほどあったのに、こうやって2人屋根の下暮らしてるってわたしはドMなんか?とも思います。



でもそれだけじゃない何かがあるから、今も一緒にいてるんですね。多分。




きっと彼はわたしの試練です。



次回はそれについて書きたいと思います





P.S.

世の料理が苦痛となってる皆さん、やりたくないならやめましょう。


やりたいときだけやりましょう。

作りたいものだけ作りましょう。



やりたくないことをやると、相手にも期待してしまうし余計しんどくなる気がします。



一旦料理から離れてみると作りたくなったりするものです。(わたしは別になってないけど)

こんなやばい人もいるんだ、わたしの方がマシかも。と思ってもらえることで、少しでも心穏やかに過ごせる人が増えますように🥸



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