お金を使うことは投資である
こんにちは、星みかです。
今日は、私の経験から感じた
少し熱い気持ちについてお手紙を書こうと思います。
ただ…
私的にけっこう攻めている
書くのが怖いな、と思う内容でもあります。
今までの私の価値観を
ひっくり返すことで
特に初期のお手紙から読んでくださっている方の中には
びっくりされることかもしれません。
ただ、これも変化してきた私だからこその
【今ここ私】の
素直な気持ちや考え
実はそれをずっと書きたいと思っていたのですが
うまくまとまらないこともあり
書き出せなかったのです。
今日は土曜日の夜
診察で主治医と振り返ったこともあり
今なら書けるかも⁉️
と思いながら、書き始めることにしました。
今日のお手紙は
・SNSやネットで得た情報でいろいろ行動しているのに思うような成長がない
・カウンセリングやサービスを受けたいがお金がない・続かない
・医療に対して不信感がある・あるいは過度な期待がある
そんなあなたに向けて
役立てば嬉しいな、と私の経験を書こうと思います。
いつも通りほとんどの部分をそのままお読みいただきたいところなのですが
今日は少し、鍵をかける部分が多くなるかもしれません🤣
それでも
ご興味をお持ちくだされば、少しでも読み進めてくださると嬉しいです。
病気を認められなかった私
今思えば…ですが
中学生の頃から、メンタル疾患の症状が出ていました。
(だから児童精神科に通っていたわけですから)
でも、このとき診断が出なかったことで
私は、努力や成長で症状は治るものだと思うようになりました。
学生時代、
精神医学の講義で、自分のメンタル疾患の可能性を
再び感じましたが
精神科の薬は
催奇形性(妊娠中の赤ちゃんの奇形の確率が上がることがわかっている)
があるものが多伊ことも同時に学び
赤ちゃんが大好きで
将来お母さんになることが夢だった私は
薬を飲まずに治したいと思ったのです。
薬を飲まないと決めている以上
病院に行く理由も、診断を受ける必要もありませんから
いろいろな食事法や、ヨガを実践し
心理学や自己啓発系の本を読み漁り
日常での努力を重ねて過ごしてきました。
自分の努力や成長で治るもの・防げるものだと思っていた
高血圧・糖尿病・高脂血症は生活習慣病だと言われます。
それくらい
日々の生活(食事や運動、睡眠)が強く関連する病気です。
今でも保健師として
生活指導をするなかで
確かに、生活と病気の関連を強く感じることも多いです。
これらの病気ですら
ホルモンの影響で、高血圧になる人
遺伝の病気で糖尿病や高脂血症になる人も多くあります。
どんなに生活に気をつけていても
そういった体質はあるのです。
体質改善やデトックス、
こんな言葉でサービスや商品を紹介する情報がたくさんあります。
薬を飲まずに、病気を治したい
でも、病気になりやすい体質ってあるよね
と思っていた私にとって
この「体質改善」という言葉は
とても魅力的なものでした。
最近は、病気と性格との関連もあり
(確かに臨床的に、そういった気質と病気との関連性があるものもあります)
病気になるのは、
あなたの思考や性格の問題です
とカウンセリングを薦めるものもあります。
私もそう思っていたからこそ
自分の思考や性格と考えて
自分を変えようと、小学生の頃から試行錯誤してきました。
そして
そのおかげで得られたものも多く、効果を実感していたのです。
短期間では効果が出ます
大体こういったサービスは3ヶ月、6ヶ月という期間が設定されています。
実行するときには長く感じられますが
20年以上、病気を治したくて努力してきた私にとって
「すぐ治る、効果が出る」と言われてるくらいの感覚でした。
金額も数十万円以上、中には数百万円するものも多いですが
今までの苦しみや努力
これからの苦しみがなくなることを思えが
安いものだと思いました。
そして、実際に効果が出ます
「めっちゃ、痩せましたね〜」
「すごい笑顔が健康的になりました」
「こんなに変化したのは、星みかさんががんばられたからです」
とも言ってもらえます。
でもひとつの結論や価値観に導かれる気がした
でも続けているうちに気づいたことがあります。
ひとつの結論や価値観に導かれている気がしました。
・健康でなければならない
・もっと健康に、もっと豊かにならなければいけない
そして
元々成長志向が強かった私は
もっと健康になるために、新しいサービスを渡り歩きました
もっと健康になるために、サプリや健康食品に投資しました
それらにはお金がかかります。
もっと豊かになれるように、自分でビジネスをしたくなりました。
だから、20年以上
エステや自己啓発、美容医療からスピリチュアルまで
家が建つくらいの勢いで
自己投資してきたのです。
でも、もっともっとと考えていたので
終わりがないのです。
30代までは、それで良かったのです。
どんどん綺麗になり、どんどん成長していくことができましたし
それだけ実行する体力も稼げる力もありました。
続けられない一番の理由
でも、私はもっともっとと上を目指すのに疲れてしまって
病気がどんどんひどくなりました。
そうすると、お金が稼げなくなります。
貯金があるうちは続けることができました。
むしろ、早く健康になりたいと
どんどん投資していました。
でも、ひどくなると
そういった巷のサービスでは効果が出なくなる
というか
相手が明らかに対処しきれないというのがわかります。
私は、病気を治したかった
薬を飲んで治療するのは、私にとって治ることではなく
今まで20年以上と努力を否定する行為です。
だから父に借金してまで、サービスを受けました。
そして、結局出すものがなくなりました。
貯金もなくなり、借金もできなくなった。
そうしたら、
サービスを受けることができません。
どんな素敵な師匠やメンターも
お金を出さなければ、何も言ってはくれません。
止められないと思っていたけれど
とても簡単でした。
あっけないほど
お金の切れ目が縁の切れ目です。
私の人間性や能力はその程度のものだからです。
そして私は脱落したのです
お金がないので、どんなに受けたくてもサービスは受けられません。
しかも
お金を出さなければ
誰も私の話すら聞いてくれないし…
めっちゃ落ち込みました。
そしてますます病気が悪化したのです。
それでも
続けられるものだけを、必死になって続けていました。
そのうちに
眠れない、起き上がれない、食べられない
熱中症で倒れて
入院することになったのです。
最後の砦は医療と福祉
今まで私が受けていたサービスは
もっと健康になるためのもの、もっと綺麗になるためのもの
もっと豊かに幸せになるためのものでした。
でも、
私はその段階にすらいなかったのです。
入院治療が必要なレベルでした。
今まで私が受けていたサービスの担い手は医師ではありませんから
治療はできないのです。
そのサービスが効果がないとき
私のように脱落した人たちは
私と同じように
医療や福祉のサービスを受けるようになるのではないでしょうか?
健康保険に加入していれば
それらのサービスより、はるかに安価に治療が受けられます。
治療費は決して安くありませんが
公的に費用補助してくれるサービスがあ
私は大いに助けられました。
成功・改善例しかないと断言できるのは
効果を感じられなかったら
かなり高価なサービスを受けないでしょう。
そして
医療が必要じゃないレベルだったからでしょう。
実際に、ネットを見ていると
「私は3ヶ月でうつが治りました」
という人が診断を受けていないことはよくあります。
(あれはうつでした、病院には行かなかったけれどという自己診断
そして、治ったというのも自己診断です)
そのサービスで悪化して、耐えきれなくなったときに
受け入れているのは病院です。
私がそうであったように
プロは知識や経験を身につける大切さを知っているから
他分野のプロに対して謙虚であるが…
私は、民間治療で婦人科の病気を治そうとして悪化しましたが
婦人科の医師に責められたことはありませんでした。
どんなことをやってきたかを詳しく訊かれはしました。
そして
「がんばってきたね、もう治療してもいいんじゃない?」
と言われました。
慢性関節リウマチを
食事とメンタルで治そうとしていた患者さんがいました。
痛くて眠れずに、変形も進んでいました。
でも医療を拒否してきたので
医師に責められるのではないかと
不安で病院に行くことができないと悩んでいました。
私が発病したからの10年でも
どんどん治療が発展しているのがリウマチの分野だと思っています。
リウマチ専門医に話したら
その先生は
「いいんだよ、本当に治るなら
食事でも、メンタルでも
魔法の水だって、本当に治るなら教えて欲しい
そうやって、
病気を治したい気持ちから
いろいろなものを試してきたのが医療の歴史だよ」
と話して、
患者さんにも直接
今までやってきた自分がいいと思う方法で
食事やメンタルを改善しながら
最新の治療を受ければいいと言っていました。
患者さんはほっとして、治療を始めることにしたのです。
変形は戻りませんが、これ以上は進まないところまで回復したそうです。
痛みがなくなったので
いろいろな手の動きができるようになったと喜ばれていました。
でも医師は悔しそうでした。
「今は変形なんかしなくて済むのに」
私の出会った医師は
治療の機会を失って
症状が悪化することをよく知っています。
そういった効果のない治療法的なものやサービス、商品に対しては
とても怒りを感じているようですが
患者さんがそういったサービスや商品に
すがりたくなる気持ちもよく理解されています。
だから、
治療さえ受けてくれるなら、そういったサービスや商品を
使わないようにと言う医師はあまりいない印象です。
ただ、逆はすごい
健康的な効果を謳う商品やサービスは
すごく医療を否定される印象です。
私は仕事が医療関係者なので
言いにくそうですが、それでもかなり強く言われました。
「製薬会社の陰謀が…」
「医者はお金儲けしか…」
「薬を飲んでも治らない」
みたいな感じで
私もそう思っていたことがありますが
「陰謀だけで、(製薬会社の人間全員という)こんなに多くの人が動くものなのか?」
「みんな医師のお給料いくらだと思ってるんだろう?時給換算したら…責任の重さからしたら安いし、このサービスや商品の減価率…」
「薬の多くは、症状を抑える薬だしね」
と冷静になった今は思います。
私がこういったものに今は関わりたくないな、と思ったのは
「医師よりも私は○○について勉強しています」
と言える
そのプロに対する敬意のなさが一番だったかもしれません。
本当にそうなら、その人は医師になれますよね
「私なら飲みません」
この言葉も、無責任な感じがして苦手でした。
私は飲まないけれど、あなたはどうしますか?
という自己責任です。
医療であれば、
「医学的にはこうしたほうがいいですよ。
治療後はこんなふうになります。
でもこんなリスクがあります。」
と説明されるので、違和感だったのです。
病気は治らない、だけど回復するし、幸せにも気づける
私がこの1年間で実感したのは
医療というのは、ここまで向き合ってくれるのか?ということでした。
福祉というのは、ここまで助けてくれるのか?ということでした。
どんなに治療しても
私の病気は治りません。
一生薬を飲み続けていく必要があります。
でも、それさえ受け入れたら
治療のおかげで症状は改善して、今は仕事にも戻れましたし
毎日楽しく、幸せに気づくこともできます。
健康か病気かの問題ではなかったのです。
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